下の図のように、半径6㎝の4個の円がくっついています。これらの円にそって、その周りを同じ半径の円が1周するとき、その円の中心Oが動いたあとの線の長さを求めなさい。ただし、円周率は3.14とします。
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外側を円が転がるときに中心Oが作る線には、大きく分けて次の2種類があります。
【パターン① 半円ができる場合】
次の図の赤い円1が円2の場所まで動くとき、中心Oが通る道は青い線のような半径12㎝の半円になります。
また、この青い半円は4つの円の上と下に1個ずつできます。
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【パターン② 中心角120度のおうぎ形ができる場合】
次の図の赤い円2が円3の場所まで動くとき、中心Oが通る道は緑色の線のような半径12㎝のおうぎ形になります。
上の図のオレンジ色の角度は正三角形のひとつの内角なので60度、そして緑色の角度は180-60=120度になります。
また、この緑色のおうぎ形は4つの円の左と右に1個ずつできます。
【完成図】
赤い円が外側を1周すると、次の図のように青い半円と中心角120度のおうぎ形が2つずつできます。
このとき、上の図の青い半円2つと緑色のおうぎ形2つの孤の長さを求める式をそれぞれ確認してみると・・・
・青い半円2つ(つまり円1個分)→12×2×3.14=24×3.14
・緑色のおうぎ形2つ→12×2×3.14×(3分の1)×2=16×3.14
と表せるので、青と緑の線の長さの合計は(24+16)×3.14=40×3.14=125.6㎝になります。
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