10人の生徒の身長を比べました。それぞれの生徒の身長と150㎝との差を、150㎝より高い生徒は【表1】に、150㎝より低い生徒は【表2】にまとめました。次の各問いに答えなさい。
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(1)
EさんとGさんの身長の差は何㎝ですか。
(2)
Cさん、Gさん、Hさんの身長の平均を次のようにして求めました。
上のやり方と同じようにして、生徒10人の身長の平均を求めなさい。
(3)
この10人にKさんを加えた11人の身長の平均が、150㎝になりました。Kさんの身長を求めなさい。
【補足】すべて求め方も含めて答える問題です。
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(1)
EさんとGさんの身長を、次の図のように150㎝の線を基準にして表してみると、Eさんは基準線よりも1.8㎝高く、Gさんは基準線よりも0.6㎝低くなっています。
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上の図の赤い矢印が2人の身長の差を表しているので、答えは1.8+0.6=2.4㎝になります。
(2)
【表1】の6人と【表2】の4人の身長を、さっきと同じように150㎝を基準にしてそれぞれ図に表してみると次のようになります。
上の図の青い矢印の合計は10.4+9.7+7.5+5.1+1.8+1.4=35.9㎝、そして緑色の矢印の合計は0.6+1.8+5.2+14.3=21.9㎝なので、10人の身長の合計は150㎝よりも(35.9-21.9)÷10=1.4㎝高くなります。
以上から、10人の平均身長は150+1.4=151.4㎝になります。
(3)
Kさんの身長を求めるだけでOKなら、「平均×個数=合計」という公式を使って次のように求めるのが最速です。
AさんからJさんまでの10人の身長の合計は151.4×10=1514㎝です。
Kさんもふくめた11人の身長の合計は150×11=1650㎝です。
したがって、Kさんの身長は1650-1514=136㎝になります。
ただ、この求め方だと(1)や(2)の流れを完全に無視してしまっているので、次のような面積図を利用して答えを求めてみます。
上の図のアとイがAさんからJさんまでの10人の身長を、そしてウがKさん1人の身長を表しています。
上の図のアは基準となる150㎝よりも高い部分の合計を表しているので、1.4×10=14㎝になります。
その14㎝をイの上から取り外してエの部分に移してあげると、下の図のように全員の身長が150㎝でそろいます。
このとき、上の図のアとエの部分は面積が等しいので、アが「1.4㎝×10人=14㎝」ならば、エは「△㎝×1人=14㎝」と表すことができます。
つまり、図の△㎝は14÷1=14㎝なので、Kさんの身長(上の図の□㎝)は150-14=136㎝になります。
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