3辺の長さが3㎝、4㎝、5㎝の2つの直角三角形を重ね合わせた図です。色がぬられた部分の面積を求めなさい。
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次の図のように図形の中の同じ角度をそれぞれ色分けしてみると、3辺の長さの比が3:4:5になっている直角三角形がたくさんあることが分かります。
その中でもこの問題を解く上でポイントになるのは、三角形EBDと三角形GBHの2つが相似になっていることです。
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下の図の青い四角形は、4つの内角のうちの3つが直角(つまり残りの1つも直角)で、辺EDと辺CDの長さがどちらも3㎝なので正方形であることが分かります。
したがって、辺GEの長さも3㎝、そして辺BGの長さは4-3=1㎝になります。
※ 辺BGの長さ=辺BEの長さ-辺GEの長さ
次は下の図のように三角形GBHと三角形EBDを比べてみると、この2つの三角形は角度の関係から相似になっているので、三角形GBHの3辺の長さの比も3:4:5になっています。
辺BGの長さはさっき1㎝であることを確認したので、辺GHの長さを□㎝とおいて比例式を作ると、辺BG:辺GH=4:3=1㎝:□㎝と表せます。
したがって、辺GHの長さは3×1÷4=0.75㎝になります。
辺GHの長さは0.75㎝、そして辺CDの長さは3㎝なので、次の図の三角形GHDの面積は0.75×3÷2=1.125㎠になります。
※ 三角形GHDの底辺を辺GHとすると、高さは辺CDになる。
この問題で求める面積は、次の図のように三角形GHD2つ分の面積と等しいので、答えは1.125×2=2.25㎠になります。
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