100点満点のテストを100名が受けました。テストをすべて採点した結果、100人中の最高点は90点、最低点は20点で、平均点は75点ちょうど(小数点以下は0)でした。このとき、100人の中で点数が平均点以下だった人の数について、考えられるもっとも少ない人数は( )人です。ただし、1人1人の人数は、すべて整数の値であるものとします。
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もし最高点である90点の人がたくさんいると、平均点を75点に下げるために、75点より低い点数の人もたくさん必要になってしまいます。
つまり、平均点以下の人数をなるべく少なくするには、極端に高い点数の人をなるべく減らして、平均点よりほんのちょっとだけ高い点数(具体的には75+1=76点)をとった人を増やせばOKです。
テスト受験者100人の平均点が75点だったので、その100人の合計点は75×100=7500点です。
また、最高の90点と最低の20点をとった人が次の図のように少なくとも1人ずつはいるので、残った100-2=98人の合計点は、7500-90-20=7390点です。
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もしその98人がみんな平均点ギリギリ超えの76点だった場合、その98人の合計点は76×98=7448点になります。
ただ、それだと98人の合計点が7448-7390=58点多すぎなので、次の図のように98人のうちの1人だけ「76点とった」から「最低の20点だった」に移ってもらいます。
すると、合計点は76-20=56点減るので、7448-56=7392点になります。
上の図の状態でも、98人の合計点があと7392-7390=2点多いので、次の図のように97人のうちの1人だけ76-2=74点とったことにしてもらいます。
すると、98人の内訳は
・最低の20点をとった→1人
・74点だった→1人
・76点だった→96人
となります(20+74+76×96=7390点)。
最初に確認したように、上の図の98人以外にも「最低の20点だった人」と「最高の90点だった人」が1人ずついるので、その2人も含めて100人の点数を図に表すと次のようになります。
上の図から、100人のうち平均の75点以下だった人は、最低の20点だった2人と74点だった1人の合わせて2+1=3人になります。
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