A小学校の6年生は96人で、テストの平均点は76点でした。B小学校とC小学校の6年生の人数の比は9:7で、2校のテストの平均点は87点でした。A、B、Cの3校のテストの平均点は84点でした。B小学校の6年生の人数を求めなさい。
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テストの平均点を食塩水の濃度、6年生の人数を食塩水の重さにおきかえると、天びん図を利用して問題を解くことができます。
「平均76点のA小学校の生徒96人」と「平均87点のB小学校とC小学校の生徒□人」を混ぜ合わせると、全体の平均点が84点になるので、次の図のように
・天びん図の左側→平均点の低いA小学校の平均点と人数
・天びん図の右側→平均点の高いB小学校とC小学校の平均点と人数
を書きこみます。
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上の図の左のうでの長さは84-76=8点、右のうでの長さは87-84=3点なので、うでの長さの比は左:右=8:3です。
また、うでの長さの逆比が人数の比にあたるので、「A小学校」と「B小学校+C小学校」の人数の比は3:8となります。
つまり、A小学校の6年生である96人が比の③にあたるので、比の①は96÷③=32人、そしてB小学校とC小学校の6年生の合計である比の⑧は32×⑧=256人であることが分かります。
次の図のように、B小学校とC小学校の6年生の人数比は9:7なので、比の9+7=16が256人にあたります。
つまり、256人を9:7に比例配分すればB小学校とC小学校それぞれの6年生の人数が求められるので、B小学校の6年生の人数は256×16分の9=144人になります。
【補足】
今回は天びん図を利用して「B小学校+C小学校」の6年生の人数を求めましたが、普通は次の図のような面積図を使って解くのかなー、とも思ったりします。
※ たての長さが点数、横の長さが人数を表しています。
上の図のイがアの部分に流れ込んだ結果、3つの学校の平均点が84点になるので、アとイの面積は同じです。
つまり、「アの横の長さ×8」と「イの横の長さ×3」の答えが等しいので、アとイの横の長さ(AとBCの人数)の比は3:8となります。
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