面積が3㎠の正三角形を次の図のように3つ並べます。点Aは真ん中の点です。この図で色がぬられた部分の面積を求めなさい。
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次の図の辺BEとECはどちらも正三角形の1辺で長さが等しいので、辺BEとECの長さをどちらも1とおくと、BCの長さは2と表せます。
また、辺DEとACは平行なので、角BDEとDAC、角DEBとACEの大きさはそれぞれ等しいことも分かります。
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三角形BDEとBACを次の図のように並べて比べてみると、この2つの三角形は内角が等しいので相似であり、長さの比は辺BEとBCとの関係から1:2です。
したがって、辺DEとACの長さの比も1:2になります。
次の図の辺DEの長さを1とおくとACの長さは2、そして点Aは辺FCの中点なので、辺FAの長さも2と表せます。
また、三角形DEGとAFGは8の字相似の関係で、対応する辺の長さの比はDE:FA=1:2なので、三角形DEGとAFGの面積比は1×1:2×2=1:4となります。
次の図のように、点AからEへ線を引くと正三角形FECの面積が2等分されるので、三角形AECとFEAの面積はどちらも3÷2=1.5㎠です。
また、三角形AGEとAFGは底辺をそれぞれ辺EG、GFとすると高さが等しくなるので、面積比は底辺の長さの比と同じく1:2になります。
つまり、上の図の三角形FEAの面積を1:2に比例配分すれば三角形AGEとAFGの面積がそれぞれ求められるので、三角形AGEの面積は1.5×3分の1=0.5㎠、そして三角形AFGの面積は1.5×3分の2=1㎠になります。
※ 実際に必要なのは三角形AFGの面積です。
次の図の三角形AFGの面積は1㎠、そして三角形DEGとAFGの面積比は1:4なので、DEGの面積は1÷4=0.25㎠です。
次の図の正三角形EFHの面積は3㎠、そして三角形DEGの面積は0.25㎠なので、この問題で求めたいHDGFの面積は3-0.25=2.75㎠になります。
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