直方体の形をした建物の屋上に旗をつけるために、建物の角にポールを立て下から見上げました。ポールがまったく見えない場所は、図1の影をつけた部分です。上から見ると図2のようになります。次の問いに答えなさい。ただし、ポールの長さは2mで、ポールの太さと目の高さは考えないものとします。
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(1) 影をつけた部分の面積を求めなさい。
(2) 建物の高さを求めなさい。
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***********おことわり*************************
この問題は(1)よりも(2)の答えが先に求められるので、解説も(2)から先に進めたいと思います。
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(2)
次の図のようにこの土地を左側面から見てみると、青い三角形AFDは、ポールの高さであるAFと底辺にあたるFDの長さの比が2m:6m=1:3になっています。
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求めたいのは上の図で建物の高さにあたるFBの長さですが、その長さは緑色の三角形DECの辺DEと等しいので、代わりにそちらを求めることにします。
緑色の三角形DECは青色の三角形AFDと相似なので、高さDEと底辺ECの比はさっき求めた1:3になっているはずです。
したがって、DEの長さを□mとおくと、1:3=□m:12mという比例式ができます。
□には1×12÷3=4があてはまるので、DEの長さ(つまり建物の高さ)は4mになります。
(1)
今度はこの土地を真正面から見てみると、青い三角形AFDは、ポールの高さであるAFと底辺にあたるFDの長さの比が2m:8m=1:4になっています。
上の図の緑色の三角形DECは青色の三角形AFDと相似なので、高さDEと底辺ECの比はさっき求めた1:4になっています。
このとき、ECの長さを□mとおくと、1:4=4m:□mという比例式ができるので、ECは4×4÷1=16mであることが分かります。
この土地を次の図のように真上から見ると、影をつけた部分の面積は、たて6+12=18mで横8+16=24mの長方形の面積から、建物の面積を引けば求められることが分かります。
18×24=432㎡、6×8=48㎡なので、影を付けた部分の面積は432-48=384㎡になります。
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