次の図のように半径3㎝の3つの円が点Oで交わっています。色をつけた部分の周の長さの和を答えなさい。ただし、円周率は3.14とします。
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次の図のように、3つの円の中心A、B、Cから
・赤い点Oに向けて補助線AO、BO、COを引く
・色がついた部分の端にある点P、Q、Rに向けても補助線を引く
と、図の緑色の直線はどれも円の半径なので長さが等しくなります。
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たとえば次の図の三角形AOPとCOPは、辺POが共通で残り2辺の長さも等しいので、合同な二等辺三角形であることが分かります。
また、三角形AOQとBOQ、三角形BORとCORもそれぞれ合同な二等辺三角形なので、下の図の六角形AQBRCPの内部には、3種類の二等辺三角形が2個ずつあることが分かります。
次の図の三角形AOPとCOPは合同な二等辺三角形なので、角PAOとPCOの大きさをどちらもアとすると、角APOとAOP、そして角COPとCPOの大きさはすべてエと表せます。
また、三角形AOQとBOQも合同な二等辺三角形なので、内角はイが2個とオが4個、そして三角形BORとCORも合同な二等辺三角形なので、内角はウが2個とカが4個に分けられます。
上の図の赤い点Oの周りには、エとオとカが2個ずつ集まっているので、エエ+オオ+カカ=360度になります。
また、六角形AQBRCPの内角の和は180×(6-2)=720度で、その中に「エエ+オオ+カカ」があるので、残りの「アイ+イウ+アウ」の大きさは720-360=360度です。
この問題で求めたいのは、次の図の青い孤PQとオレンジ色の孤QRと紫色の孤PRの長さの合計です。
その3つの孤の中心角はアイ+イウ+アウ=360度なので、孤の長さの合計は半径3㎝の円の周りの長さと等しくなります。
以上から、答えは3×2×3.14=18.84㎝になります。
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