次の図のように、ABとCDは点Oで直角に交わっています。三角形OACと三角形OBDの面積の和が30㎠、三角形OBEと三角形OAFの面積の和が14㎠のとき、ABの長さを求めなさい。
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次の図の三角形OACとOAFは高さが等しいので、面積比は底辺の長さの比と同じく7:3です。
また、三角形OBEとOBDも高さが等しいので、面積比は底辺の長さの比と同じく5:10=1:2となります。
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次の図の三角形OACとOBDの面積は合わせて30㎠、三角形OBEとOAFの面積は合わせて14㎠なので、「三角形OAC+OBD」と「三角形OBE+OAF」の面積比は30㎠:14㎠=15:7になります。
ところが、さっき求めたそれぞれの三角形の面積比を使って計算してみると、
・三角形OAC+OBD=7+2=9
・三角形OBE+OAF=1+3=4
のように、比の合計が「15」と「7」になってくれません。
そこで、次の図のように三角形OBDとOBEの面積比である2:1を4倍して8:4にしてみると、
・三角形OAC+OBD=7+8=15
・三角形OBE+OAF=4+3=7
となり、比の合計がちゃんと「15」と「7」にそろいます。
つまり次の図のように、三角形OBEの面積比は4、OAFの面積比は3と表せるので、2つの三角形の面積の合計である14㎠を4:3に比例配分すると、
・三角形OBEの面積→14×7分の4=8㎠
・三角形OAFの面積→14×7分の3=6㎠
となります。
上の図の三角形OBEの面積を求める式は5×OB÷2=8㎠と表せるので、辺OBの長さは8×2÷5=3.2㎝です。
また、三角形OAFの面積を求める式は3×AO÷2=6㎠と表せるので、辺AOの長さは6×2÷3=4㎝です。
したがって、辺ABの長さは3.2+4=7.2㎝になります。
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