次の図のように、大きさの異なる3つの直角二等辺三角形ABC、DEF、GHIと正方形JKLMがあります。色のついた部分の面積を求めなさい。
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【予備知識の確認】
たとえば次の図のような、辺アイとアウの長さが等しい直角二等辺三角形アイウを辺アエで2等分すると、アイエとアウエも直角二等辺三角形になります。
そのとき、辺イウは2等分されるので辺イエとエウはどちらも10÷2=5㎝となり、辺アエの長さもイエやエウと等しいので5㎝になります。
つまり、直角二等辺三角形のいちばん長い辺を底辺とすると、高さは底辺の半分になります。
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ここからは「重なってる部分の面積をちゃんと引かなきゃ」的なことはとりあえずおいといて、3つの直角二等辺三角形とひとつの正方形の面積をそれぞれ求めてみます。
次の図の直角二等辺三角形ABCは、底辺BCが4㎝なので高さはその半分にあたる2㎝、そして面積は4×2÷2=4㎠です。
また、直角二等辺三角形DEFは、底辺EFが6㎝なので高さはその半分にあたる3㎝、そして面積は6×3÷2=9㎠です。
次の図の直角二等辺三角形GHIは、底辺HIが8㎝なので高さはその半分にあたる4㎝、そして面積は8×4÷2=16㎠です。
また、JKLMは1辺2㎝の正方形なので、面積は2×2=4㎠です。
これまでに求めた4つの部品の面積をすべて足すと、4+9+16+4=33㎠になりますが、実際には直角二等辺三角形が2か所で重なっている分だけ面積を減らす必要があるので、その2か所の面積を求めてみます。
次の図の直角二等辺三角形ABCは高さAGが2㎝、底辺BCが4㎝です。
また、青い直角二等辺三角形DPQは高さDGがAG-AD=2-1=1㎝なので、底辺PQはその2倍にあたる2㎝です。
したがって、直角二等辺三角形DPQの面積は2×1÷2=1㎠になります。
次の図の直角二等辺三角形DEFは高さDTが3㎝、底辺EFが6㎝です。
また、黄色い直角二等辺三角形GRSは高さGTがDT-DG=3-1=2㎝なので、底辺RSはその2倍にあたる4㎝です。
したがって、直角二等辺三角形GRSの面積は4×2÷2=4㎠になります。
つまり、直角二等辺三角形が2か所重なった部分の面積は合わせて1+4=5㎠なので、答えは33-5=28㎠になります。
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