次の図の三角形ABCにおいて、
AF:FB=3:2
AE:EC=1:2
BD:DC=1:1
とします。三角形ABCの面積が60㎠のとき、次の問いに答えなさい。
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(1) 三角形CDEの面積を求めなさい。
(2) 三角形FDEの面積を求めなさい。
(3) AG:GDを求めなさい。
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(1)
次の図のように三角形ABCの底辺と高さを1とおくと、
・三角形CDEの底辺→BD:DC=1:1なので、ABCの底辺の2分の1
・三角形CDEの高さ→AE:EC=1:2なので、ABCの高さの3分の2
と表せることが分かります。
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つまり、三角形CDEの面積はABCの2分の1×3分の2=3分の1倍になるので、三角形CDEの面積は60×3分の1=20㎠です。
(2)
さっきの問題で、三角形CDEの面積はABCの3分の1倍になることが分かったので、三角形FBDとAFEの面積についても、同じようにABCの何倍にあたるのかを求めてみます。
【三角形FBDの面積の割合の求め方】
次の図のように三角形ABCの底辺と高さを1とおくと、
・三角形FBDの底辺→BD:DC=1:1なので、ABCの底辺の2分の1
・三角形FBDの高さ→AF:FB=3:2なので、ABCの高さの5分の2
と表せるので、三角形FBDの面積はABCの2分の1×5分の2=5分の1倍になります。
【三角形AFEの面積の割合の求め方】
次の図のように三角形ABCの底辺(ABとする)と高さを1とおくと、
・三角形AFEの底辺→AF:FB=3:2なので、ABCの底辺の5分の3
・三角形AFEの高さ→AE:EC=1:2なので、ABCの高さの3分の1
と表せるので、三角形AFEの面積はABCの5分の3×3分の1=5分の1倍になります。
三角形ABCの面積を1とおくと、CDEの面積の割合は3分の1、FBDとAFEの面積の割合はどちらも5分の1であることが分かりました。
次の図を見れば分かるように、三角形FDEの面積の割合は、ABCから他の3つの三角形の面積の割合を引けば求められるので、1-(3分の1+5分の1+5分の1)=15分の4になります。
三角形ABCの面積は60㎠なので、FDEの面積は60×15分の4=16㎠になります。
(3)
次の図の三角形AFEとDFEは、底辺はどちらもFEなので、面積比と高さの比が等しくなります。
また、その高さの比はAGとGDの長さの比にもなっています。
三角形AFEの面積はABCの5分の1、DFEの面積はABCの15分の4なので、この2つの三角形の面積比は、AFE:DFE=5分の1:15分の4=3:4になります。
それが2つの三角形の高さの比であると同時に、AGとGDの長さの比にもなっているので、答えは3:4になります。
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