次の図のような直角三角形ABCについて、辺BCを底辺としたときの高さをAHとします。このとき、辺AHの高さは( )㎝です。
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大まかに言うと、三角形HABと三角形HCAが相似であることを利用して、辺AHの長さを求めます。
というわけで、まずはその2つの三角形が相似であることの確認からスタートします。
次の図1のように、三角形ABCの内角は「直角」と「青色の角」と「緑色の角」でできています。
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次は下の図2のように、点線AHの左右にできる2つの三角形に注目してみます。
左側の三角形HABは、角ABHが青色の角、角AHBが直角なので、残りの角HABは緑色の角になります。
また、右側の三角形HCAは、角HCAが緑色の角、角AHCが直角なので、残りの角HACは青色の角になります。
つまり、この2つの三角形は内角がすべて等しいので相似の関係であることが分かります。
次は下の図3のように、相似である2つの三角形の向きをそろえて辺の長さの関係を調べてみます。
下の図の2つの三角形は相似なので、BH:HAとAH:HCの比は同じになっているはずです。
仮に辺HAの長さを□㎝とおくと、BH:HA=9㎝:□㎝、AH:HC=□㎝:16㎝と表すことができます。
その2つの比が等しいので、9㎝:□㎝=□㎝:16㎝という比例式ができるのですが、比例式は次の図のように「内項と外項の積が等しい」という性質があるので、□×□の答えは9×16=144になることが分かります。
144を同じ数の積で表すと「12×12」となるので、辺AHの長さは12㎝になります。
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