09/21
Wed
2011
(1)
次の図のように直角三角形ABCだけを取り出して3辺の長さの比を求めてみると、短い順に12㎝:16㎝:20㎝=3:4:5となります。
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次の図の直角三角形DCEはABCと相似なので、この三角形も3辺の長さの比は短い順に3:4:5となっているはずです。
つまり、辺DCの長さである9㎝は比の3にあたるので、比の1は9÷3=3㎝、辺DEの長さ(比の5)は3×5=15㎝になります。
(2)の①
次の図の直角三角形DCEとABCが相似なら、角QECとQCEの大きさは等しいので、三角形QECは辺QEとQCの長さが等しい二等辺三角形になります。
したがって、点Qから辺ECに対して垂線を引き、その交点をRとすると、二等辺三角形QECは2つの合同な直角三角形に分割され、辺ERとRCの長さはどちらも12÷2=6㎝になります。
次の図の三角形DCEとQREは、角DCRとQREがどちらも直角で、角QERは共通なので、内角の関係から相似であることが分かります。
つまり、三角形QREの3辺の長さも、DCEと同じく3:4:5になっているはずなので、辺ERの長さである6㎝は比の4、そして比の1は6÷4=1.5㎝です。
したがって、下の図の辺QRの長さ(比の3)は1.5×3=4.5㎝、辺QEの長さ(比の5)は1.5×5=7.5㎝になります。
つまり次の図のように、二等辺三角形QECは辺QEとQCがどちらも7.5㎝、そして辺ECの長さが12㎝であることが分かったので、周囲の長さは7.5×2+12=27㎝になります。
(2)の②
さっきの問題で、三角形QECは底辺ECが12㎝、そして高さQRが4.5㎝となることが分かったので、面積は12×4.5÷2=27㎠です。
(3)
次の図の辺ACは20㎝、そしてさっきの問題で辺QCは7.5㎝であることが分かったので、辺AQの長さは20-7.5=12.5㎝です。
したがって、辺AQとQCの長さの比は12.5㎝:7.5㎝=5:3と表せます。
次の図の三角形ABPとCDPは8の字相似で、辺ABとDCの長さの比は12㎝:9㎝=4:3なので、辺APとPCの長さの比も4:3になっているはずです。
つまり、辺ACの長さである20㎝を4:3に比例配分すれば辺APとPCの長さがそれぞれ求められるのですが、答えが分数になってイヤなのでやめときます。
辺AQとQCの長さの比は5:3、辺APとPCの長さの比は4:3と表せることが分かったのですが、それだと、
・AQ:QC=5:3なので、辺ACの長さは5+3=8と表せる
・AP:PC=4:3なので、辺ACの長さは4+3=7と表せる
のように、辺ACの長さを表す比がそろっていないので、次の図のようにそれぞれの比の合計を8と7の最小公倍数である56にそろえてみると、
・AQ:QC=5:3→全体を7倍して、5×7:3×7=35:21
・AP:PC=4:3→全体を8倍して、4×8:3×8=32:24
となります。
AQの長さは比の35、APの長さは比の32なので、PQの長さは比の35-32=3と表せます。
また、QCの長さは比の21なので、AP:PQ:QC=32:3:21となります。
(4)
次の図の三角形CDQは、底辺をCD=9㎝とすると、高さはRC=6㎝とみなすことができるので、その面積は9×6÷2=27㎠になります。
さっきの問題でAP:PQ:QC=32:3:21となることが分かったので、次の図の辺PQとQCの長さの比は3:21=1:7と表せます。
また、下の図の三角形DPQとDQCは、底辺をそれぞれPQ、QCとすると高さが等しいので、面積比は底辺比と同じく1:7となります。
つまり、上の図の三角形DPQの面積を□㎠とおくと、「1:7=□㎠:27㎠」という比例式が作れるので、DPQの面積は1×27÷7=7分の27㎠になります。
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