次の図のように、台形ABCDの中に2つの正方形があります。AE:EB=1:3、三角形AEFの面積は24㎠です。
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(1)
EBの長さを求めなさい。
(2)
台形ABCDの面積を求めなさい。
(3)
ABを軸として回転させてできた立体の体積を求めなさい。ただし、円周率は3.14とします。
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(1)
次の図のEBHFは正方形なので、辺EBとEFの長さは同じです。
したがって、辺AEとEBの長さの比が1:3なら、辺AEとEFの長さの比も1:3と表せます。
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上の図の三角形AEFの面積を求める式はAE×EF÷2=24㎠と表せるので、AE×EFの答えは24×2=48になります。
48を2つの数の積で表すと、1×48、2×24、3×16、4×12、6×8となるのですが、その中で左右の数が3倍の関係になっているのは「4×12」だけなので、EFの長さ(つまりEBの長さ)は12㎝になります。
※ AEの長さが4㎝であることも分かります。
(2)
次の図の三角形AEFとFGDは内角の関係から相似なので、三角形AEFの辺AEとEFの長さの比が1:3なら、三角形FGDの辺FGとGDの長さの比も1:3です。
また、GHCDは正方形で辺GDとGHの長さは同じなので、辺FGとGDの長さの比が1:3なら、辺FGとGHの長さの比も1:3と表せます。
上の図の辺FHの長さはEBと同じく12㎝なので、それを1:3に比例配分すれば辺FGとGHの長さが求められます。
つまり、辺GHの長さは12×4分の3=9㎝なので、辺DCの長さも9㎝です。
これまでに分かったことをまとめてみると、次の図の台形ABCDは、
・辺DCの長さ→9㎝
・辺ABの長さ→4+12=16㎝
・辺BCの長さ→12+9=21㎝
なので、台形ABCDの面積は(9+16)×21÷2=262.5㎠になります。
(3)
次の図のように、辺ABを軸として台形ABCDを回転させると、上には黄色い円すいが、そして下には青い円柱ができます。
円すいと円柱の底面にある円の半径は辺BCの長さと等しいので21㎝、円柱の高さは辺DCと等しいので9㎝、そして円すいの高さはAB-DC=16-9=7㎝です。
上の図の黄色い円すいと青い円柱の体積をそれぞれ求めてみると、
・円すい→21×21×3.14×7÷3=3231.06㎤
・円柱→21×21×3.14×9=12462.66㎤
となるので、答えは3231.06+12462.66=15693.72㎤です。
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