一辺が20㎝の正方形の紙を次の図1のように折り、ACを1:4に分ける点とBCのまん中の点を結んだ線で切り、オレンジ色の部分を取り除きます。このとき、残った紙を広げると、形は( 1 )で、面積は( 2 )㎠です。( 1 )は図2より選び、記号で答えなさい。
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(1)
紙を3回折り曲げてから左側を切り取ったので、その紙を3回広げて元通りに戻してみます。
【紙を広げる その1】
1回目は次の図の赤い点線に沿って、紙を右斜め上へ広げます。
そのとき、三角形ABDと三角形ADCは線対称になっているので、赤い線の右側にも緑色の三角形ができます。
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【紙を広げる その2】
2回目は次の図の赤い点線に沿って、紙を右横へ広げます。
この場合も赤い点線の左右は線対称になるので、左側にある緑色の四角形が右側にもできます。
【紙を広げる その3】
最後は次の図の赤い点線に沿って、紙を下へ広げます。
このときにできた緑色の手裏剣みたいな形にもっとも近い選択肢はアになります。
(2)
紙を1回目に折り曲げたときにたての長さが半分に、そして2回目に折り曲げたときには横の長さが半分になったので、下の図の三角形ABCの底辺と高さはどちらも20÷2=10㎝になっています。
つまり三角形ABCの面積は10×10÷2=50㎠になるのですが、ここからは下の図の緑色の三角形がそのどれだけにあたるのかを求めていきます。
【その1 三角形EBCの面積を求める】
下の図のオレンジ色の三角形ABEと青い三角形EBCは、辺AEと辺ECの長さの比が1:4になっています。
その2つの辺を底辺とすると、2つの三角形は高さが等しくなるので、面積比も底辺の長さの比と同じく1:4になります。
三角形ABCの面積は50㎠なので、下の図の青い三角形EBCの面積は50×(5分の4)=40㎠になります(比例配分)。
【その2 三角形EDCの面積を求める】
下の図の点Dは辺BCの真ん中にあるので、辺BDと辺DCの長さの比は1:1です。
また、青い三角形EBDと緑色の三角形EDCは高さが等しいので、面積比は底辺の比と同じく1:1になっています。
つまり、緑色の三角形EDCの面積は三角形EBCの半分にあたるので、その面積は40÷2=20㎠になります。
下の図のように、紙を広げた図形には緑色の三角形が全部で8個できるので、面積の合計は20×8=160㎠になります。
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