10/16
Sun
2011
①の求め方
長方形全体の面積は「ア+イ」と「ウ+エ」を足せば求められるので81+63=144㎠、そして「イ+ウ」の面積は40㎠なので、次の図の「ア+エ」の面積は144-40=104㎠です。
また、ここからの説明でア~エの記号を使うとちょっとややこしいので、「ア+エ」は台形AEGD、「イ+ウ」は台形EBCGと呼ぶことにします。
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次の図のように、長方形の辺ADと平行になるように赤い直線EIとGJを引いたとき、直角三角形EGJとGEIは合同なので面積は同じです。
つまり、台形AEGDとEBCGの面積差である104-40=64㎠は、下の図の長方形AEIDとJBCGとの面積差にあたることが分かります。
問題文に「a-c=4㎝」とあるので、次の図の辺AEの長さはGCの長さよりも4㎝長いです。
したがって、下の図の辺ADよりも「cの長さ」だけ下を通過する赤い直線KLを引くと、辺KEとLIの長さはどちらも4㎝になります。
上の図の長方形AKLDとJBCGは、どちらもたてが「cの長さ」で、横の長さは辺ADと等しいので合同であり、面積は同じです。
つまり、台形AEGDの面積がEBCGよりも64㎠多いのは、上の図で最後に残った長方形KEILのせいであることが分かります。
長方形KEILはたてが4㎝、横が辺ADの長さと同じなので、この問題で求めたい辺ADの長さは64÷4=16㎝になります。
②の求め方
次の図の長方形ABCDの面積は144㎠、辺ADの長さは16㎝なので、長方形のたての長さは144÷16=9㎝です。
また、ア+イ=81㎠、ウ+エ=63㎠なので、下の図の台形ABFHはHFCDよりも81-63=18㎠大きいです。
次の図の直角三角形FMHとHNFは合同で面積が等しいので、台形ABFHとHFCDの面積の差である18㎠は、下の図の長方形ABFMとHNCDとの面積差にあたることが分かります。
「bの長さ」は「dの長さ」よりも□㎝だけ長いので、次の図の長方形ABFMの横の長さを「dの長さ」と「□㎝」に区切ってみると、長方形ABFMはABPOとOPFMの2つの長方形に分けられます。
このとき、長方形ABPOとHNCDは合同で面積が等しくなるので、台形ABFHとHFCDの面積の差である18㎠は、下の図の長方形OPFMの面積にあたることが分かります。
この問題で求めたいのは、上の図の長方形OPFMの横の長さ(□㎝)なので、答えは18÷9=2㎝になります。
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