09/06
Tue
2011
(1)
次の図の辺AFとFBの長さの比は1:2なので、辺DCの長さは1+2=3と表せます。
また、下の図の三角形FBIとCDIは8の字相似であり、辺FBとCDの長さの比が2:3なので、辺BIとID、辺FIとICの長さの比もそれぞれ2:3となります。
ついでに三角形FBIとCDIの面積比も求めておくと、長さの比が2:3なので、面積比は2×2:3×3=4:9となります。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
次の図の三角形ABHとCDHは、平行四辺形の内部を2本の対角線で区切ると左右にできる三角形なので合同であり、対応する辺の長さはすべて1:1と表せます。
※ 「AB:CD」、「BH:HD」、「AH:HC」はすべて1:1。
これまでに分かったことをもとにして辺BDの長さを比で表すと、
・辺BIとIDの長さの比は2:3なので、辺BDの長さは2+3=5
・辺BH:HDの長さの比は1:1なので、辺BDの長さは1+1=2
となるのですが、同じ長さのはずなのに比がそろっていないのはおかしいので、次の図のように比の合計を5と2の最小公倍数である10にそろえてみると、
・「BI:ID=2:3」を2倍→BI:ID=4:6
・「BH:HD=1:1」を5倍→BH:HD=5:5
となるので、辺IHの長さは比の5-4=1と表せることが分かります。
※ 辺IH=BH-BI
つまり次の図のように、辺BIの長さは比の4、IHの長さは比の1、そしてHDの長さは比の5と表せます。
また、下の図の三角形CHIとCDHは、底辺をそれぞれIHとHDとすると高さは等しいので、面積比は底辺比と同じく1:5となります。
すでに三角形FBIとCDIの面積比が4:9となることは確認済みなので、三角形CDIの面積である比の9を1:5に比例配分して、三角形CHIとCDHの面積をそれぞれ求めてみると、
・三角形CHIの面積→9×6分の1=1.5
・三角形CDHの面積→9×6分の5=7.5
となります(実際に必要なのはCHIの面積だけ)。
以上から、三角形FBIの面積を比の4とすると、CHIの面積は比の1.5と表せることが分かったので、答えは4:1.5=8:3となります。
(2)
次の図の辺AEとEDの長さの比は1:3なので、辺BCの長さは1+3=4と表せます。
また、下の図の三角形EGDとCGBは8の字相似であり、辺EDとBCの長さの比が3:4なので、辺DGとGBの長さの比も3:4となります。
※ ちなみにDG:GB=3:4を逆向きに見ると、BG:GD=4:3と表せます。
ついでに三角形EGDとCGBの面積比も求めておくと、長さの比が3:4なので、面積比は3×3:4×4=9:16となります。
さっきの問題で分かった「BI:ID=2:3」と、「BG:GD=4:3」を使って辺BDの長さを比で表してみると、
・「BI:ID=2:3」を使った場合→辺BDの長さは2+3=5
・「BG:GD=4:3」を使った場合→辺BDの長さは4+3=7
となるのですが、同じ長さのはずなのに比がそろっていないのはおかしいので、次の図のように比の合計を5と7の最小公倍数である35にそろえてみると、
・「BI:ID=2:3」を7倍→BI:ID=14:21
・「BG:GD=4:3」を5倍→BG:GD=20:15
となります。
ただ、それだと辺BDの半分の長さにあたるBHやHDの長さが35÷2=17.5という感じで小数になってちょっとイヤなので、上の図のように両方の比をさらに2倍して、
・「BI:ID=14:21」を2倍→BI:ID=28:42
・「BG:GD=20:15」を2倍→BG:GD=40:30
とすれば、辺BDの長さは比の28+42=70、そしてBHやHDの長さは比の70÷2=35となり、すべてが整数比でスッキリします。
次の図の辺IHの長さはBHからBIを引けば求められるので35-28=7、そして辺HGの長さはBGからBHを引けば求められるので40-35=5と表せます。
また、下の図の三角形CIB、CHI、CGHはどれも高さが等しいので、面積比は底辺比と同じく28:7:5です。
つまり、三角形GBCの面積である比の16を28:7:5に比例配分すればそれらの三角形の面積が分かるので、三角形CHIの面積は16×40分の7=2.8と表せます。
以上から、三角形CHIの面積比は2.8、三角形EGDの面積比は9と表せることが分かったので、答えは2.8:9=14:45になります。
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