09/07
Wed
2011
最初の予定では、10%と20%の食塩水を混ぜて14%の食塩水を作るつもりだったので、そのときの様子を天びん図に表してみると次のようになります。
この図の左のうでの長さは14-10=4%、右のうでの長さは20-14=6%なので、うでの長さの比は左:右=4%:6%=2:3と表せます。
また、重さの比はうでの長さの逆比になっているので、食塩水の重さの比は、10%の食塩水:20%の食塩水=3:2となります。
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実際には、10%と20%の食塩水を混ぜたら13%の食塩水ができたので、そのときの様子を天びん図に表してみると次のようになります。
この図の左のうでの長さは13-10=3%、右のうでの長さは20-13=7%なので、うでの長さの比は左:右=3%:7%=3:7と表せます。
また、重さの比はうでの長さの逆比なので、食塩水の重さの比は、10%の食塩水:20%の食塩水=3:7となります。
予定の混ぜ方と実際の混ぜ方を比べてみたとき、混ぜた量が異なるのは20%の食塩水だけであり、10%の食塩水の量は予定と実際で違いはありません。
それなのに、10%の食塩水の量の比が予定の混ぜ方だと3、実際の混ぜ方だと7のように異なっているので、次の図のように10%の食塩水の量の比を3と7の最小公倍数である21にそろえてみると、
・予定の混ぜ方の比→「3:2」を7倍して21:14にする。
・実際の混ぜ方の比→「7:3」を3倍して21:9にする。
となります。
上の図を見れば分かるように、20%の食塩の量を表す比は、予定だと14、そして実際には9なので、その差は14-9=5になります。
つまり、比の5が予定よりも少なかった100gにあたるので、比の1は100÷5=20gとなることが分かります。
この問題で求めたいのは予定の10%の食塩水(比の21)と20%の食塩水(比の14)の量なので、10%の食塩水は20×21=420g、20%の食塩水は20×14=280gとなります。
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