次の問いに答えなさい。
①
2011、2012、2013、2014、2015、2016、2017のうちから7の倍数をすべて選びなさい。
②
1から7までの7個の数字のうち、4個の数字を使って4けたの整数を作ります。同じ数字を何度使ってもよいとき、7の倍数は何通り作れますか。
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①
たとえば7個の中で最小の数である2011を7で割ってみると、2011÷7=287余り2となります。
そのとき、余りの2に5を足せば7のかたまりがもう1個できて割り切れるので、2011+5=2016なら7で割り切れます。
※ 実際に割ってみると、2016÷7=288
また、2016の次に7で割り切れる数は2016+7=2023なので、答えは2016の1個だけになります。
②
1から7までの7個の数字から4個を使ってできる4けたの整数のうち、最小は1111、最大は7777です。
また、千の位から一の位までそれぞれ1~7の7通りずつあるので、その組み合わせは7×7×7×7=2401通りあります。
まさかそれらをすべて7で割って確かめてみるわけにもいかないので、まずは条件にあてはまる数を小さい順に書き出していって、何か規則性はないのかなー、と調べてみます。
※ というか、こんなの何らかの規則性があって、それを利用してサクッと計算で解くに決まってます。
とりあえず条件にあてはまる最小の数を求めてみると、1111÷7=158余り5、7-5=2なので、1111+2=1113になります。
そこから7ずつ足していけば7で割れる数をどんどん見つけていけるので次の図のように書き出し、どこかに「0・8・9」が出てきた数を除外すると、「11□□」の中で条件にあてはまる数は7個あることが分かります。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
「あー、もし他の場合も7個ずつだったらうれしいんだけどなー」と心の中でひっそり思いつつ、同じように「12□□」と「13□□」の中で条件にあてはまる数を調べてみると、次の図のようにやはり7個ずつあります。
「もしかして、この調子で77□□まで数えていくの?」と思ったあなた、まさかそんなことはないのでどうぞご安心ください(笑)
最初に「1113」から数え始めたので、下2けたが同じように「□□13」となるまで数えて、そこまですべて7個ずつであることが確認できればOKです。
※ 難しく言うと、そこで1つの周期が完成するから。
ちなみに、1113の次に「□□13」となるのは、1113+700=1813のときです。
ただし、1813だと百の位に使えない「8」が出てきているので、実際には「17□□」までを確認すれば十分です。
そこで次の図のように、「14□□」から「17□□」までをサクッと確認してみると、やはりそれぞれ条件に合うのは7個ずつであることが分かります。
つまり、「11□□」から「77□□」までの間に、条件にあてはまる数が7個ずつあることが分かったので、あとは次の図の上2けたに1~7までの数をあてはめたときの組み合わせを確認しておくと、
・千の位は1~7のどれか1つ
・百の位も1~7のどれか1つ
となることから、上2けたの組み合わせは7×7=49通りあります。
つまり上の図のように、上2けたの組み合わせは49通り、そして下2けたの組み合わせは「11□□」から「77□□」までの49通りに対してそれぞれ7組ずつあるので、答えは49×7=343通りです。
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