1×2×3×4×・・・と順に整数をかけていくとき、初めて2で10回割り切れるのは( ア )までかけたときで、初めて10で10回割り切れるのは( イ )までかけたときです。
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(ア)の求め方
カンタンに言うと、1×2×3×4×・・・と順に整数をかけていく途中で、
・2の倍数を1個使う→2で1回割れるようになる
・2×2=4の倍数を1個使う→2で2回割れるようになる
・2×2×2=8の倍数を1個使う→2で3回割れるようになる
という流れになっています。
そこで、次の図のように2から偶数だけを並べてみると、12まで来たときに、2で割れる回数が1+2+1+3+1+2=10回になることが分かります。
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以上から、( ア )にあてはまる数は12になります。
(イ)の求め方
1×2×3×4×・・・と順に整数をかけていく途中で、
・(2の倍数)×(5の倍数)が1組できる→10で1回割れるようになる
・(4の倍数)×(25の倍数)が1組できる→10で2回割れるようになる
という仕組みになっているので、まずは次の図のように5の倍数だけを小さい順に並べてみます。
上の図を見れば分かるように、5の倍数を45まで並べたときに、10で割れる回数がちょうど10回になります。
以上から、( イ )にあてはまる数は45になります。
【補足】
1から小さい順に整数を並べたとき、「2の倍数」は「5の倍数」よりもたくさん出てきます。
したがって、(2の倍数)×(5の倍数)の組み合わせを数えるときには、5の倍数がいくつあるのかを確認すればOKです。
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