となることから、1×3×6×1=18個できます。
ただし、その18個の中で「1280」は1278を超えているので除くと、4けたの数は18-1=17個です。
以上から、1けたの数は1個、2けたの数は5個、3けたの数は30個、4けたの数は17個できるので、5の倍数は1+5+30+17=53個あります。
(3)
とりあえず、問題文に「0はすべての整数の倍数」と書いてあるので、1けたの9の倍数は1個あります。
また、「各位の数の和が9で割れればその数は9の倍数」なので、たとえば「0・1・2・6・7・8」の中から2つを選ぶ場合、
・1と8→1+8=9なのでOK。18と81の2個できる。
・2と7→2+7=9なのでOK。27と72の2個できる。
となることから、2けたの9の倍数は2×2=4個できます。
同じように3けたの9の倍数についても確認してみると(ちょっとめんどくさい)、
・3つの数の合計が9となる→「0・1・8」、「0・2・7」、「1・1・7」、「1・2・6」
・3つの数の合計が18となる→「2・8・8」、「6・6・6」
となるので、それぞれの組み合わせで3けたの数が何通りできるか調べてみると、
・「0・1・8」→108、180、801、810の4個。
・「0・2・7」→「0・1・8」が4個だったからこちらも4個。
・「1・1・7」→117、171、711の3個。
・「1・2・6」→126、162、216、261、612、621の6個。
・「2・8・8」→「1・1・7」が3個だったからこちらも3個。
・「6・6・6」→666だけしかできないので1個。
となることから、3けたの9の倍数は4+4+3+6+3+1=21個できます。
4けたの9の倍数(ただし1278まで)の場合、千の位は必ず「1」、そして百の位には「0・1・2」のいずれかがあてはまります。
たとえば4けたの数「10□□」を9の倍数にする場合、次の図のように千の位と百の位の合計が1+0=1なので、十の位と一の位の合計は9-1=8になります。
※ 十の位と一の位の和は最大でも8+8=16。4けたの数「10□□」の各位の和を18にしたくても、十の位と一の位の和を18-1=17にはできないので、各位の和が9となる場合だけを考えればOK。
上の図で十の位と一の位の合計が8となる組み合わせは「0・8」、「1・7」、「2・6」、「6・2」、「7・1」、「8・0」の6通りあるので、9の倍数となる4けたの数「10□□」は6個できます。
4けたの数「11□□」を9の倍数にする場合も同じように考えてみると、次の図のように千の位と百の位の合計が1+1=2なので、
・各位の数の和を9にする→十の位と一の位の合計は9-2=7。
・各位の数の和を18にする→十の位と一の位の合計は18-2=16。
となります。
上の図で十の位と一の位の合計が7となる組み合わせは「0・7」、「1・6」、「6・1」、「7・0」の4通りあります。
また、十の位と一の位の合計が16となる組み合わせは「8・8」の1通りだけなので、9の倍数となる4けたの数「11□□」は4+1=5個できます。
4けたの数「12□□」を9の倍数にする場合、次の図のように千の位と百の位の合計が1+2=3なので、
・各位の数の和を9にする→十の位と一の位の合計は9-3=6。
・各位の数の和を18にする→十の位と一の位の合計は18-3=15。
となります。
上の図で十の位と一の位の合計が6となる組み合わせは「0・6」、「6・0」の2通りあります。
また、十の位と一の位の合計が15となる組み合わせは「7・8」の1通りだけなので、9の倍数となる4けたの数「12□□」は2+1=3個できます。
※ 「8・7」でも合計が15になるけど、それだと4けたの数が1287となってしまい、「1278まで」という問題文の条件に合わないのでアウトです。
つまり、「10□□」は6個、「11□□」は5個、「12□□」は3個できるので、9の倍数となる4けたの整数は、1278までに6+5+3=14個できます。
9の倍数となる数について、これまでに分かったことをまとめてみると、「1けた→1個」、「2けた→4個」、「3けた→21個」、「4けた→14個」なので、9の倍数は全部で1+4+21+14=40個あります。