(5・4)は5を4回かける、つまり5×5×5×5を表すものとします。このとき、次の各問いに答えなさい。
(1)
(3・(2・2))+((4・1)・2)はいくつになりますか。
(2)
(5・1)×(5・2)×(5・3)×・・・・・・×(5・100)=(5・○)のとき、○にあてはまる整数はいくつですか。
(3)
(2・3)×(4・2)×(5・8)×(25・1)=□×(10・△)のとき、□と△にあてはまる整数の組は何通りありますか。ただし、△に入る数は1以上の整数とします。
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(1)
それぞれのカッコの中を、ていねいに計算していきます。
(2・2)=2×2=4 (3・4)=3×3×3×3=81
(4・1)=4 (4・2)=4×4=16
以上から、答えは81+16=97になります。
(2)
○には、それぞれのカッコの右側の数(1から100まで)の和があてはまります。
1から100までの和は、(1+100)×100÷2=5050になります。
(3)
カッコの中を計算せず、かけ算の形で表すのがポイントです。
まずはイコールの左辺にある(2・3)や(4・2)などの4つのカッコの中身を素数の積で表してみると・・・
・(2・3)・・・2×2×2→2が3個
・(4・2)・・・4×4=2×2×2×2→2が4個
・(5・8)・・・5×5×5×5×5×5×5×5→5が8個
・(25・1)・・・25=5×5→5が2個
となるので、左辺の答えは、2を3+4=7回、5を8+2=10回かけ合わせることによって求められます。
また、右辺にある□×(10・△)の「10」は2×5という形に直せるので、□×(10・△)=□×(2×5・△)と書き換えることができます。
このとき、(2×5・△)の△に整数をあてはめてみると・・・
△=1のときは・・・(2×5・1)=2×5
△=2のときは・・・(2×5・2)=2×5×2×5
△=3のときは・・・(2×5・3)=2×5×2×5×2×5
のように変化していきます。
つまり次の図のように、△は右辺のカッコの中で「2×5」を何組作るのかを表しているのですが、「2」は7個しかないので、「2×5」は最大で7組までしか作ることができません。
※ 画像はクリックすると拡大します。
したがって、□と△にあてはまる整数の組は全部で7組になります。
**************具体例で説明してみる*******************
たとえばイコールの右側にできる「□×(2×5・△)」の△に4をあてはめてみると、(2×5・4)の答えは2×5×2×5×2×5×2×5となります。
そのとき、「2」の残りは7-4=3個、「5」の残りは10-4=6個となり、□にはそれらを全部かけ合わせた数である2×2×2×5×5×5×5×5×5=125000があてはまるので、(□・△)=(125000・4)という組み合わせができます。
ただし「2」は7個しかないので、△にあてきまる整数は1から7までの7通りになります。
*************おしまい***********************************
【おわび】
えー、以前(3)の答えを「6通り」と記載していましたが、よくよく考えてみたら「7通り」でしたので、求め方も含めて訂正させていただきました。
ちなみに間違いの原因は、
① 「2」が7個と「5」が10個あるよねー
② とりあえず、□×(2×5・△)の□に「2×5」を1組あてはめておこう
③ ということは、カッコの中には「2×5」が最大で6組しかできないじゃん
④ はい、というわけで答えは6組です。ちょろいちょろい♪
と調子こいて②の段階で意味不明かつ軽はずみな思考をしてしまったことにあります。
いやはや、まことに申し訳ありませんでした・・・
反省のため、ちょっとお遍路さんの旅に出てきます。
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