下の図のように、円の4分の1の図形の円周上に点Cがあり、BCを折り目として折った。折り曲げた円周の部分とABの重なった点をDとするとき、BDとBOが同じ長さになった。このとき、角アは( )度、角イは( )度である。
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【角アの求め方】
辺AO=辺BO、角AOB=90度なので、三角形AOBは直角二等辺三角形です。したがって、角DBOは45度になります。
また、三角形BODは辺BO=辺DOの二等辺三角形なので、角DOBの大きさは(180-45)÷2=67.5度になります。
以上から、角アは90-67.5=22.5度になります。
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【角イの求め方】
線対称の特徴である「対称の軸の左右は長さや角度が同じ」をうまく利用します。
まずは折った紙を元通りに広げ、紙を折る前の点Dの位置を点Eとします。
そのとき、下の図の緑色と黄色の三角形は線対称かつ合同になるので、黄色の三角形にも角イができます。
しかも、辺BDと辺BEは同じ長さになっています。
次に、この問題を解くためのカギとなる補助線を、点Oから点Eに向けてピシッと引きます。
補助線EOによってできた青色の三角形は、
辺EOと辺BOはどちらも円の半径なので同じ長さ。
↓
辺BEは辺BDと同じ長さ(さっき確認済み)。
↓
三角形BODは二等辺なので、辺BDは辺BOと同じ長さ。
↓
辺EOと辺BOと辺BDは全部同じ長さ。
という流れから、正三角形であることが分かります。
つまり角EBOは60度なので、そこから角DBOの大きさである45度を引くと、角イが2つ残ります。
以上から、角イの大きさは、(60-45)÷2=7.5度になります。
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