次のように、奇数が並んでいます。
1、3、5、7、9、11、13、・・・
初めからA番目までの和を<A>で表すことにします。例えば<3>=1+3+5=9です。このとき、次の問いに答えなさい。
(1)
<6>の値を求めなさい。
(2)
<9>-<7>の値を求めなさい。
(3)
<13>-<☆>=<5>が成り立つとき、☆にあてはまる数を求めなさい。
(4)
<◎>+<◎>+<◎>+<◎>=<△>が成り立つとき、◎と△の比を最も簡単な整数の比で答えなさい。
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(1)
素直に1から11までの奇数を足していけば答えは求められるのですが、
・2番目の奇数までの和→1+3=2×2=4
・3番目の奇数までの和→1+3+5=3×3=9
・4番目の奇数までの和→1+3+5+7=4×4=16
のように、1から□番目の奇数までの和は「□×□」を計算すれば求められるので、6番目までの奇数の和は6×6=36となります。
(2)
1から9番目までの奇数の和は9×9=81、そして1から7番目までの奇数の和は7×7=49なので、<9>-<7>の答えは81-49=32になります。
【補足】
「1から9番目までの奇数の和」から「1から7番目までの奇数の和」を引くと、次の図のように8番目と9番目の奇数だけが残るので、15+17=32と求めてもOKです。
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(3)
<13>の答えは13×13=169、<5>の答えは5×5=25なので、その差は169-25=144です。
<☆>=144=12×12なので、☆には12があてはまります。
(4)
仮に◎=3とすると、<3>は「1番目から3番目までの奇数の和」を表しています。
1番目の奇数は1、2番目の奇数は3、3番目の奇数は5なので、次の図のように青い○を1個、黄色い○を3個、緑色の○を5個並べてみると、全体は1辺が3個の正方形となり、○の総数は「3×3」を計算すれば求められます。
また、<3>+<3>+<3>+<3>を図に表すには、次のように1辺3個の正方形を田の字型に4つ並べればOKです。
1辺3個の正方形を4つ並べると、全体は1辺が3×2=6個の正方形になるので、○の総数は「6×6」を計算すれば求められます。
つまり、◎=3のとき、
・<◎>=3×3
・<◎>+<◎>+<◎>+<◎>=<△>=6×6
となるので、△には6があてはまります。
したがって、◎と△の比は3:6=1:2になります。
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