(1) 125より小さくて、125との最大公約数が1である整数は、何個ありますか。
(2) (1)で求めた整数をすべて足すといくつになりますか。
(3) 98より小さくて、98との最大公約数が1である整数をすべて足すと、いくつになりますか。
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(1)
まずは125を素因数分解して素数の積で表してみると、次の図のように125=5×5×5となるので、125は5で割れることが分かります。
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次にある数□と125の最大公約数を求めるときの連除法を次の図のように表してみると、□に5の倍数を入れると△には1ではなく5があてはまってしまうので、2つの数の最大公約数を1にするためには□に5の倍数以外の数をあてはめることになります。
このとき、1から124の中にある5の倍数は、124÷5=24余り4なので24個です。
その24個以外の整数であれば125との最大公約数が1になるので、答えは全部で124-24=100個になります。
(2)
大まかに言うと、
・1から124までの整数の和
・1から124の中にある5の倍数の和
の2つの差を求めればOKです。
1から124までの整数の和は、(1+124)×124÷2=7750になります。
また、1から124の中にある5の倍数は、5×1から5×24=120までの24個なので、その和は(5+120)×24÷2=1500です。
したがって、答えは7750-1500=6250になります。
(3)
さっきと同じように、まずは98を素因数分解して素数の積で表してみると、次の図のように2×7×7となるので、98は2や7で割り切れます。
つまり、次の連除法の図の□に2や7の倍数以外をあてはめれば、2つの数の最大公約数が1になります。
そこでここからは、1~97の中にある2や7の倍数をていねいに確かめていく作業に突入します。
大まかに言えば、さっきと同じように
① 1から97までの和を求める
② 2や7の倍数の和を求める
③ その2つの差を求めればOK
という流れになります。
まずは1から97までの和を求めてみると、(1+97)×97÷2=4753になります。
次に1から97までの中にある2の倍数の和を求めてみると、1から97の中には2×1=2から2×48=96までの48個の2の倍数があるので、その和は(2+96)×48÷2=2352になります。
そして、次は1から97の中にある7の倍数を数えていくのですが、「7×□」の□に偶数を入れたときの答えはすでに2の倍数としてさっき求めてしまったので、□に奇数をあてはめた場合のみ考えていきます。
「7×□」の□に奇数をあてはめ、その答えが97以下にするためには、□に1から13までの7個の奇数をあてはめればOKです。
7×1=7、7×13=91なので、その7個の和は(7+91)×7÷2=343になります。
以上から、求める答えは4753-(2352+343)=2058になります。
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