3つの数を小さい順に並べ、A、B、Cとしたとき、A、B、Cを全部たして3で割った数を<A、B、C>で表します。
例えば、<2、4、9>=(2+4+9)÷3=5となります。
(1)
次の計算をしなさい。
<<15、65、991>、<0、990、1009>、<1935、1985、2010>>
(2)
1から7までの7個の整数の中から異なる3つの整数を選び、小さい順にA、B、Cとします。このとき、<A、B、C>が整数となるA、B、Cの選び方は何通りありますか。
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(1)
まずは3つのカッコの中をそれぞれ計算してみると、それぞれ次のようになります。
・<15、65、991>=(15+65+991)÷3=1071÷3
・<0、990、1009>=(0+990+1009)÷3=1999÷3
・<1935、1985、2010>=(1935+1985+2010)÷3=5930÷3
最終的にはこの3つをたしてから3で割ればOKなので、まずは「1071÷3」、「1999÷3」、「5930÷3」の3つの和を求めてみると・・・
1071÷3+1999÷3+5930÷3
=(1071+1999+5930)÷3
=9000÷3
=3000
となります。
したがって、答えは3000÷3=1000になります。
【補足】
1999と5930はどちらも3で割り切れないので、この方法を使わないと計算がちょっとややこしくなると思います。
(2)
3つの数A、B、Cの和が3で割り切れる組み合わせを見つければOKです。
1から7までの3つの数の合計が3の倍数になる組み合わせのうち、A=1の場合を考えてみると、(A・B・C)=(1・2・3)、(1・2・6)、(1・3・5)、(1・4・7)、(1・5・6)の5組があります。
それらを次の図のように並べ、カッコの中にある3つの数にそれぞれ1ずつ足していくと、3の倍数になる組み合わせをすべて見つけることができます。
※ 画像はクリックすると拡大します。
上の図から、<A、B、C>にあてはまる組み合わせは全部で5+2+3+1+2=13通りになります。
【補足】
カッコの中にある3つの数の和が3の倍数であれば、それに1+1+1=3を足しても3の倍数のまま変わりません。
ただし、この問題の場合は使える数が1から7までなので、3つの数のうちのどれかが7になった時点で終わりです。
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