貯金箱の中には、100円玉、50円玉、10円玉が何枚か入っています。その合計金額は2430円です。それぞれの枚数は50円玉は100円玉の1.5倍で、10円玉は50円玉の2倍より3枚少ないそうです。このとき、10円玉は何枚ありますか。
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50円玉の枚数は100円玉の1.5倍なので、50円玉と100円玉の枚数比は1.5:1=③:②です。
また、10円玉は50円玉の2倍より3枚少ないので、50円玉の枚数が③なら、10円玉の枚数は③×2-3枚=⑥-3枚と表せます。
その枚数比を利用して、3種類の硬貨それぞれの合計金額を比で表してみると、
・100円玉→100×②=200
・50円玉→50×③=150
・10円玉→10×(⑥-3枚)=60-30円
となるので、それらを次のような線分図に表すことができます。
※ 画像はクリックすると拡大します。
上の図から、比の200+150+60=410が2430+30=2460円にあたることが分かるので、比の1は2460÷410=6円になります。
10円玉の金額の合計は比の60から30円引けば求められるので、6×60-30=330円です。
したがって、10円玉の枚数は330÷10=33枚になります。
【補足】
たとえば「100円玉が6枚」と「50円玉が8枚」あるとき、
・100円玉の合計金額→100×6=600円
・50円玉の合計金額→50×8=400円
なので、100円玉と50円玉の合計金額の比は600円:400円=3:2となります。
また、「硬貨1枚あたりの金額×硬貨の枚数=合計金額」なので、最初から比を使って同じように求めてみると、
・100円玉と50円玉の枚数比→6枚:8枚=3:4
・100円玉の合計金額の比→100×3=300
・50円玉の合計金額の比→50×4=200
・100円玉と50円玉の合計金額の比→300:200=3:2
あるいは、
・100円玉と50円玉の1枚あたりの金額比→100円:50円=2:1
・100円玉と50円玉の枚数比→6枚:8枚=3:4
・100円玉の合計金額の比→2×3=6
・50円玉の合計金額の比→1×4=4
・100円玉と50円玉の合計金額の比→6:4=3:2
のような手順で「3:2」を求めることができます。
実際の数ではなく比になるとイメージがつかみにくいかもしれないけど、やってることは「1枚あたり□円×枚数=合計△円」という単純な計算にすぎません。
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