太郎君と次郎君の1歩あたりの歩幅の比は3:4で、太郎君が4歩歩く時間と次郎君が5歩歩く時間は同じです。
(1)
太郎君と次郎君の速さの比を簡単な整数の比で表しなさい。
(2)
太郎君と次郎君が、ある動く歩道の上を歩きました。太郎君は24歩で、次郎君は20歩でそれぞれ渡りきりました。では、この動く歩道を太郎君が逆向きに歩くと何歩で渡りきりますか。
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(1)
速さの比は「同じ時間に進む距離の比」と等しいので、太郎君が4歩、次郎君が5歩進んだ時の距離の比を求めればOKです。
2人の1歩あたりの歩幅の比は3:4なので、
・太郎君が4歩で進む距離→3×4=12
・次郎君が5歩で進む距離→4×5=20
と表せます。
したがって、2人が同じ時間に進む距離の比(つまり速さの比)は、太郎:次郎=12:20=3:5になります。
(2)
とりあえず、2人が動く歩道の上を進む場面をイメージしやすくするために、2人の歩幅や歩く時間に単位をつけて具体的な数に直してみます。
2人の歩幅の比は3:4なので、太郎君の1歩の長さは3m、そして次郎君の1歩の長さは4mとします。
また、太郎君が4歩進む時間と次郎君が5歩進む時間は同じなので、その時間を20秒とすると、
・太郎君が1歩進むのにかかる時間→20秒÷4歩=5秒
・次郎君が1歩進むのにかかる時間→20秒÷5歩=4秒
のように表せます。
太郎君は動く歩道を24歩で進んだので、
・太郎君が自分の足で歩いて進んだ距離→3m×24歩=72m
・太郎君が動く歩道を進むのにかかった時間→5秒×24歩=120秒
と表せます。
また、次郎君は動く歩道を20歩で進んだので、
・次郎君が自分の足で歩いて進んだ距離→4m×20歩=80m
・次郎君が動く歩道を進むのにかかった時間→4秒×20歩=80秒
と表せます。
ただし、実際には2人が歩いているときに動く歩道自体も進んでいるので、動く歩道が1秒間にすすむ距離を1とおくと、
・太郎君が進むのにかかった120秒間に動く歩道が進んだ距離→1×120秒=120
・次郎君が進むのにかかった80秒間に動く歩道が進んだ距離→1×80秒=80
と表せ、その距離を次の図のように2人が歩いた距離へそれぞれ加算すると、動く歩道の長さの図が完成します。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。

上の図のように、動く歩道の長さは
・太郎君が120秒間に歩いた72m+歩道自体が120秒間で進んだ距離
・次郎君が80秒間に歩いた80m+歩道自体が80秒間で進んだ距離
という2通りの表し方ができます。
つまり、歩道自体が120-80=40秒間で進んだ距離は80-72=8mなので、歩道自体が1秒間にすすむ距離は8÷40=0.2m、そして歩道全体の長さは72+0.2×120=96mとなります。
※ 次郎君の進み方を利用して「80+0.2×80=96m」と求めてもOK。
太郎君が1歩進む5秒間で、動く歩道は0.2×5=1m進みます。
次の図のように、太郎君が動く歩道の上を右から左へ逆向きに進むとき、
・太郎君→5秒間で1歩進み、右から左へ3m動く
・動く歩道→5秒間で左から右へ1m進み、その分だけ太郎君を押し戻す
ので、太郎君は1歩進むごとに3-1=2mずつ移動します。

動く歩道の長さは96mなので、太郎君は逆向きで96÷2=48歩進んだときに渡りきります。
【補足】
この解説では1歩の歩幅を3mとか4mにしましたが、「いくらなんでも歩幅長すぎ(笑)」とか思った場合は、60㎝と80㎝ぐらいに置き換えればOKです。
また、「1歩進むのに4秒とか遅すぎでしょ(笑)」みたいに思った場合は、0.5秒と0.4秒、あるいは1秒と0.8秒ぐらいに置き換えればいいんじゃないでしょうか。
その分だけ計算がややこしくなったり、動く歩道の進む速さとの関係が複雑になるかもしれませんが、もちろんちゃんと正解にたどり着けるはずなのでがんばってください。
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