P地点とQ地点を結ぶ一本道があります。AさんはオートバイでPからQに、Bさんは自転車でQからPに、Cさんは徒歩でQからPに向かいました。3人が同時に出発して4分後にAさんとBさんは出会い、さらにその1分後にAさんとCさんが出会い、そのときCさんの600m先にBさんがいました。また、BさんがP地点に着いたとき、Cさんは全体の3分の1しか進んでいませんでした。Aさんのオートバイの速さを求めなさい。ただし、オートバイ、自転車、徒歩の速さは変わらないものとします。
※ 続きを見る場合は、下の「解説はこちらから」をクリック!
BさんがQP間を進み終えたとき、Cさんはその3分の1しか進んでいないので、2人の速さの比はB:C=1:3分の1=3:1となります。
AさんとBさんが出会ったのは3人が同時に出発してから4分後、そしてAさんとCさんが出会ったのは3人が同時に出発してから4+1=5分後です。
BさんとCさんの速さの比は3:1なので、2人が5分間に進んだ距離は、Bさんが3×5=15、Cさんは1×5=5と表せます。
3人が出発してから5分後、次の図のようにBさんはCさんよりも600m先の地点にいます。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
上の図の比の15-5=10が、2人が5分間に進んだ距離の差である600mにあたるので、比の1は600÷10=60m、そしてCさんが5分間に進んだ距離にあたる比の5は60×5=300mです。
つまり、Cさんは5分間で300m進むことが分かったので、Cさんの速さは300÷5=分速60mです。
最初の4分間で、毎分3ずつ進むBさんは3×4=12、毎分1ずつ進むCさんは1×4=4進むので、その2人が進んだ距離の差は、次の図のように12-4=8になっています。
※ つまり、スタートから4分後のAさんとCさんの距離の差は8と表せる。
次の1分間でCさんはAさんと出会うまでに1×1=1進むので、その間にAさんが進んだ距離は、下の図のように8-1=7と表せます。
さっき比の1が60mにあたることを確認したので、上の図でAさんが1分間に進んだ比の7は、60×7=420mであることが分かります。
したがって、Aさんの速さは420÷1=分速420mになります。
PR