兄と弟がお金を出し合って6000円のサッカーボールを1個買いました。兄は自分の所持金の2分の1を、弟は自分の所持金の3分の1をそれぞれ出し合ってその代金を支払いました。残った所持金を比べたところ、兄の金額は弟の金額の2倍でした。代金を支払う前の兄弟の所持金をそれぞれ求めなさい。
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まずは2人の残金の比を求めてみると、兄の残金は弟の残金の2倍なので、残金の比は兄:弟=2:1になります。
次に2人の残金を割合で求めてみると、兄は最初の所持金の2分の1を使ったので残金も2分の1、そして弟は最初の所持金の3分の1を使ったので、残金は1-3分の1=3分の2になります。
ここまで分かったことをもとにして、兄の最初の所持金を□円、弟の最初の所持金を△円とおいて線分図に表すと次のようになります。
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上の線分図を利用して兄と弟それぞれの最初の所持金の割合を求めてみると、次のようになります。
兄→最初の所持金(図の□円)の2分の1が残金の比である2にあたるので、最初の所持金は2÷2分の1=4と表せます。
弟→最初の所持金(図の△円)の3分の2が残金の比である1にあたるので、最初の所持金は1÷3分の2=1.5と表せます。
つまり、兄と弟の最初の所持金の比は、兄:弟=4:1.5=8:3になります。
次に兄と弟それぞれが出したボール代の割合を求めてみると・・・
兄→最初の所持金である8の2分の1を出したので、8×2分の1=4と表せます。
弟→最初の所持金である3の3分の1を出したので、3×3分の1=1と表せます。
となるので、ボールの代金である6000円は比の4+1=5にあたります。
比の1は6000÷5=1200円なので、兄の最初の所持金は1200×8=9600円、そして弟の最初の所持金は1200×3=3600円になります。
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