値段の異なる2つの商品があります。その合計金額は4200円です。そこからそれぞれ同じ金額だけ値引きしたところ、値段の高い方の商品は最初の値段の3分の2になり、値段の低い方の商品は最初の値段の5分の2になりました。値引き後の2つの商品の合計金額を求めなさい。
※ 続きを見る場合は、下の「解説はこちらから」をクリック!
値段の高い方の商品は値引き後の値段が最初の3分の2になったので、値引き額は1-3分の2=3分の1と表せます。
また、値段の低い方の商品は値引き後の値段が最初の5分の2になったので、値引き額は1-5分の2=5分の3と表せます。
したがって、2つの商品から同じ金額を値引きした様子を線分図に表すと次のようになります。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
上の図を使って、それぞれの商品の「値引き後の値段」と「値引き額」との比を求めてみると、
・値段の高い商品→値引き後の値段:値引き額=3分の2:3分の1=2:1
・値段の低い商品→値引き後の値段:値引き額=5分の2:5分の3=2:3
となるのですが、同じ金額を値引きしたはずなのに、値段の高い商品では値引き額が比の1、そして値段の低い商品では値引き額が比の3になってしまいました。
そこで次の図のように、値段の高い商品の比を3倍して、値引き額の比をどちらも3にそろえてみます。
上の図から、値段の高い商品を値引きする前の金額は比の6+3=9、そして値段の低い商品を値引きする前の金額は比の2+3=5と表せることが分かります。
つまり、2つの商品を値引きする前の合計金額である4200円は比の9+5=14にあたるので、比の1は4200÷14=300円になります。
値引き後の2つの商品の合計金額は比の6+2=8なので、答えは300×8=2400円です。
PR