2種類の積み木アとイが合わせて48個あり、その体積の合計は2280㎤です。アは立方体で、イは直方体です。アの体積の合計はイの体積の合計より1192㎤大きく、イのたて、横、高さは、アの1辺の長さの21分の5倍、7分の15倍、25分の28倍です。
(1) アの体積の合計は何㎤ですか。
(2) アは何個ありますか。また、アの体積は何㎤ですか。
※ 続きを見る場合は、下の「解説はこちらから」をクリック!
(1)
アとイの体積の合計の関係を和差算の線分図に表すと次のようになるので、アの体積の合計は(2280+1192)÷2=1736㎤になります。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
イの体積の合計も次の問題を解くのに必要なのでついでに求めておくと、2280-1192=544㎤になります。
(2)
次の図のように、立方体アの1辺の長さを1とおくと、直方体イのたての長さは21分の5、横の長さは7分の15、そして高さは25分の28と表せます。
上の図の立方体アと直方体イの体積をそれぞれ求めてみると、
・立方体ア→1×1×1=1
・直方体イ→21分の5×7分の15×25分の28=7分の4
となることから、立方体アと直方体イの体積比は1:7分の4=7:4であることが分かります。
立方体アと直方体イの体積の合計は、それぞれ「1個あたりの体積×立体の個数」を計算すれば求められるので、アの個数を□個、イの個数を△個とすると、
・立方体アの体積の合計→1個あたりの体積は7なので、7×□個=1736㎤
・直方体イの体積の合計→1個あたりの体積は4なので、4×△個=544㎤
と表すことができます(次の図参照)。
上の図から、立方体アの個数は1736÷7=248、そして直方体イの個数は544÷4=136となるので、アとイの個数の比は248:136=31:17になります。
つまり、比の31+17=48がアとイの個数の合計である48個にあたるので、比の1は48÷48=1個、そしてアの個数は1×31=31個になります。
また、立方体アを31個集めると体積の合計が1736㎤になるので、ア1個の体積は1736÷31=56㎤です。
PR