2つの容器A、Bには、それぞれ3%の食塩水と9%の食塩水が十分に入っています。はじめにAから150g、Bから300g取り出して混ぜ合わせたものに、さらにAとBから同じ( )gずつ補充したところ、濃度が0.5%下がりました。( )にあてはまる数を求めなさい。
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「濃さ3%の食塩水A150g」と「濃さ9%の食塩水B300g」を混ぜてできる食塩水の濃度を求めるために、次のような天びん図を利用します。
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上の図の重さの比は左:右=150g:300g=1:2なので、うでの長さの比は左:右=2:1になります。
※ 重さの逆比は長さの比
つまり、左右のうでの長さの比の合計である②+①=③が9-3=6%にあたるので、比の①は6÷③=2%です。
2つの食塩水を混ぜたときの濃度(上の図の赤い□%)は9%よりも比の①だけ少ないので、9-2=7%になります。
※ 濃さ7%の食塩水が150+300=450gできました。
AとBから同じ重さを取り出して混ぜ合わせると、食塩水の濃度はAとBの濃さの平均である(3+9)÷2=6%になります。
つまり、「濃さ6%の食塩水□g」と「濃さ7%の食塩水450g」を混ぜたら、濃さが7-0.5=6.5%の食塩水ができたので、その場面を天びん図に表すと次のようになります。
上の図の左のうでの長さは6.5-6=0.5%、そして右のうでの長さも7-6.5=0.5%なので、左右のうでの長さは同じです。
うでの長さが同じなら、左右の重さも同じはずなので、上の図の左側にある□gには、右側と同じく450gがあてはまります。
つまり、同じ量ずつ補充した3%と9%の食塩水の合計は450gなので、どちらの食塩水も450÷2=225gずつ入れました。
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