忍者ブログ

気まぐれ解説カフェ(仮)

中学受験算数の入試問題を今日もゆるゆる解説中。算数プリントの無料ダウンロードは右横カテゴリ「プリントの無料ダウンロード」からどうぞ。

11/23

Sat

2024

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

03/26

Fri

2010

海城2009【4】 ☆濃度☆


濃度がそれぞれ3%、5%、8%の食塩水があります。これらの食塩水を2種類以上混ぜて、6%の食塩水300gを作ります。ただし、はじめの3種類の食塩水は6%の食塩水を作るには十分な量があるものとします。
 
(1) この操作に必要な8%の食塩水の量は、何g以上何g以下になりますか。
 
(2) 濃度がそれぞれ5%と8%の食塩水を同じ量混ぜるとき、何gずつ混ぜることになりますか。
 
※ 解説を見るには、下の「解説はこちらから」をクリック!
 


(1) 
8%の食塩水がもっとも少なくてすむのは、5%の食塩水と混ぜ合わせたときです。
 
そのときの様子を天びん図に表すと、次のようになります。
651.png






(画像はすべて、クリックすると拡大します)

支点の左側→6-5=1%  支点の右側→8-6=2%
支点の左右の長さの比は、左:右=1%:2%=1:2です。
 
また、重さの比は長さの逆比なので、□g:△g=2:1になります。
 
このとき、8%の食塩水の重さ(図の△g)は、300g×3分の1=100gになります。
 
※ 300gの食塩水の重さを2:1に比例配分しています。
 
 
8%の食塩水がもっとも多く必要なのは、3%の食塩水と混ぜ合わせたときです。
 
そのときの様子を天びん図に表すと、次のようになります。

653.png 

支点の左側→6-3=3%  支点の右側→8-6=2%
支点の左右の長さの比は、左:右=3%:2%=3:2です。
 
また、重さの比は長さの逆比なので、□g:△g=2:3になります。
 
このとき、8%の食塩水の重さ(図の△g)は、300g×5分の3=180gになります。
 
以上から、必要な8%の食塩水の量は、100g以上180g以下です。
 

(2)
こさ5%と8%の食塩水を同じ量混ぜた場合のこさは、(5+8)÷2=6.5%です。
 
つまり、こさ6%の食塩水を作るには、いったんできた6.5%の食塩水を、3%の食塩水でうすめる必要があります。
 
そのときの様子を天びん図に表すと、次のようになります。

654.png


 


支点の左側→6-3=3%  支点の右側→6.5-6=0.5%
支点の左右の長さの比は、左:右=3%:0.5%=6:1です。
 
また、重さの比は長さの逆比なので、□g:△g=1:6になります。
 
このとき、6.5%の食塩水の重さ(図の△g)は、300g×7分の6=7分の1800gになります。
 
ただ、それは5%と8%の食塩水を同じ量ずつ混ぜてできた重さの合計なので、それぞれの食塩水の量は、7分の1800÷2=7分の900gです。

PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

学校名で検索!

「フェリス」、「麻布」などの学校名を入力して検索すると該当記事の一覧が表示されます。 「該当なし」だったらごめんなさいm(_ _)m

最新記事

(12/18)
(12/17)
(12/16)
(12/15)
(12/14)
(12/13)
(12/12)
(12/11)
(12/10)
(12/09)
(12/08)
(12/07)
(12/06)
(12/05)
(12/04)
(12/03)
(12/02)
(12/01)
(11/30)
(11/29)

最新コメント

[11/07 ゆんたく]
[11/07 娘のママ]
[08/18 ゆんたく]
[08/18 NONAME]
[05/17 ゆんたく]
[05/16 グレートマジンガーZ]
[01/15 ゆんたく]
[01/14 NONAME]
[01/14 NONAME]
[01/14 NONAME]

プロフィール



HN:
ゆんたく
性別:
非公開
職業:
たびびと(Lv.4)
趣味:
チェロの演奏
自己紹介:
かつてゆんたくと呼ばれていたゆんたくです。

こんなゆんたくへ何か個人的に連絡したいことがおありでしたら、下記アドレスまでメールにてお願いいたします。

hassysar@gmail.com


カウンター





Copyright © 気まぐれ解説カフェ(仮) : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]