容器Aには5%の食塩水が100g、容器Bには3%の食塩水が150g、容器Cには2.5%の食塩水が100g入っています。今、よくかき混ぜてAから30gを取り出してBに入れました。次に、よくかき混ぜてBから何gかを取り出してCに入れました。さらに、よくかき混ぜてCから( )gを取り出してAに入れたところ、A、B、Cの3つの容器に含まれる食塩の重さが等しくなりました。
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まずはそれぞれの容器に含まれている食塩の量を求めてみると、
・容器A→100×0.05=5g
・容器B→150×0.03=4.5g
・容器C→100×0.025=2.5g
となるので、3つの容器に含まれる食塩の合計は5+4.5+2.5=12gになります。
また、この問題では3つの容器の間で食塩水をやり取りするだけなので、やり取りを終えた後も食塩の合計は12gのままです。
したがって、やり取りを終えた後の3つの容器には、食塩がそれぞれ12÷3=4gずつ含まれていることが分かります。
【やり取り① AからBへ食塩水を30g移す】
容器Aの食塩水30gの中には、食塩が30×0.05=1.5g含まれているので、次の図のように容器AからBへ食塩水を30g移すと、
・容器Bの食塩の量→4.5+1.5=6g
・容器Bの食塩水の量→150+30=180g
となります。
また、やり取りを終えた後の容器Aには濃さ5%の食塩水が100-30=70g残っているので、その中には食塩が70×0.05=3.5g含まれています。
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【やり取り② BからCへ食塩水を何gか移す】
さっきのやり取りで容器Bに含まれる食塩の量は6gになったので、その量を4gに減らすためには、次のやり取りでCへ食塩を6-4=2g移せばOKです。
2÷6=3分の1なので、次の図のように容器BからCへ食塩水を180×3分の1=60g移せば、BからCへ食塩が2g移動します。
また、このやり取りを終えた後、容器Cには食塩水が100+60=160g、そして食塩が2.5+2=4.5g含まれています。
【やり取り③ CからAへ食塩水を何gか移す】
さっきのやり取りで容器Cに含まれる食塩の量は4.5gになったので、その量を4gに減らすためには、次のやり取りでAへ食塩を4.5-4=0.5g移せばOKです。
0.5÷4.5=9分の1なので、次の図のように容器Cに入っている食塩水の9分の1をAへ移せば、CからAへ食
塩が0.5g移動します。
上の図の容器Cには食塩水が160g入っているので、Aへ移す食塩水の量は160×9分の1=9分の160gになります。
※ 最後のやり取りの後、容器Aに含まれる食塩の量は3.5+0.5=4gになったので、これで3つの容器に含まれる食塩の量がすべて4gでそろいました。
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