08/31
Wed
2011
(1)
真上から見たときの7マスを次の図のようにア~キとすると、正面から見た図の左から2列目はイ、いちばん右端はエの個数を表しているので、イは立方体が1個だけ、そしてエは立方体が2個積み上げられています。
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次の「真上から見た図」のアは正面から見ればいちばん左、右側面から見ればいちばん右なので、アには立方体が5個積まれています。
また、真上から見た図のキは右側面から見ればいちばん左なので、キには立方体が3個積まれています。
次の「真上から見た図」のウとカは、正面から見た図だと立方体が3個積んであるので、
・ウとカは両方とも立方体が3個ずつ積んである
・ウとカのどちらかは立方体が3個積んであり、もう一方は1個または2個である
という2つの可能性が考えられます。
また、真上から見た図のオとカを右側面から見ると立方体が2個積んであるので、
・オとカは両方とも立方体が2個ずつ積んである
・オとカのどちらかは立方体が2個積んであり、もう一方は1個である
という2つの可能性が考えられます。
ただし、もしカに立方体が3個積んであると、右側面からオとカを見たときに立方体が3個あるはずなので、ウとカのうち、立方体が3個積まれているのはウであることが分かります。
また、立方体の数が最大となるのはオとカの立方体の数がどちらも2個ずつのとき、そして最小となるのはオまたはカのどちらかが1個、もう一方が2個のときです(次の図参照)。
つまり、立方体の数が最大となるときの個数は5+1+3+2+2+2+3=18個、そして最小となるのは18-1=17個であることが分かります。
また、立方体1個あたりの体積は3×3×3=27㎤なので、考えられる立体の体積は、27×18=486㎤と27×17=459㎤の2通りです。
【補足】
カンタンに言うと、真上から見たときの図のオとカは「両方とも2個」あるいは「どちらかが2個、もう一方は1個」なので、考えられる2通りの立体の体積差は、立方体1個分になります。
(2)
立体の体積が最大であろうと最小であろうと、この立体を真上から、正面から、そして右側面から見た図が次のようになることに変わりはないので、
・真上と真下から見たときの表面積→1辺3㎝の正方形がそれぞれ7面ずつ
・正面と真後ろから見たときの表面積→1辺3㎝の正方形がそれぞれ11面ずつ
・右側面と左側面から見たときの表面積→1辺3㎝の正方形がそれぞれ10面ずつ
となります。
1辺3㎝の正方形の面積は3×3=9㎠なので、この時点で分かった表面積の合計は、9×(7+11+10)×2=504㎠です。
また、18個の立方体を積み上げた立体を図に表すと次のようになりますが、この図のピンク色で表した2つの面は正面と真後ろのどちらから見ても死角になっているので、さっき計算した504㎠の中には含まれていません。
また、次の図の緑色で表した8つの面も、左右どちらから見ても死角に入っているので、さっき計算した504㎠には含まれていません。
つまり、この立体を「真正面と真後ろ」、「真上と真下」、「左側面と右側面」のすべての方向から見ても死角に入っている面が、全部で2+8=10面あり、それらの面積は9×10=90㎠です。
つまり、この立体を「真正面と真後ろ」、「真上と真下」、「左側面と右側面」のそれぞれから見たときの面積の合計は504㎠、それだと見えない死角の面積の合計が90㎠なので、この立体の表面積は全部で504+90=594㎠になります。
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