次の図のような、たて3㎝、横4㎝の直方体があります。3点ア、イ、ウを通る平面で切ったときにできる2つの立体の体積の差は156㎤になりました。この直方体の高さは何㎝ですか。
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次の図のように、直方体の手前にある辺アイにナイフの刃を当て、そのまま後ろへ向けてスパッと突き抜けるとき、切断面は長方形アイウエになります。
この図の点ウはイよりも1㎝下にあるので、点エもアより1㎝下になります。
したがって、点エは直方体の真上の面から4㎝のところにきます。
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直方体を切断したときにできる上の立体は、次の図のように高さが3㎝、4㎝、5㎝、6㎝とバラバラなので、このままだと体積を求めることができません。
そこで、高さの平均を求めてみると(3+4+5+6)÷4=4.5㎝となるので、直方体を切断したときにできる上の立体の体積は、3×4×4.5=54㎤になります。
次の図で切断面より上にある直方体の体積は54㎤、そして下にある直方体の体積はそれよりも156㎤多いので、54+156=210㎤です。
切断面よりも下にある直方体の高さを□㎝とおくと、その体積を求める式は3×4×□=210㎤と表せるので、□には210÷(3×4)=17.5㎝があてはまります。
つまり、切断面より上の高さは4.5㎝、下の高さは17.5㎝と考えればOKなので、この直方体全体の高さは4.5+17.5=22㎝になります。
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