09/30
Fri
2011
(1)
たとえば次の図のように、辺ABと点Eを結ぶと直角三角形ABEが、そして辺ABと点Fを結ぶと直角三角形ABFができます。
つまり、正八角形の1つの辺に対して直角三角形が2個ずつ作れるので、その時点で直角三角形が2×8=16個できることが分かります。
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また次の図のように、頂点Aと、その両側の1個飛ばしの位置にあるCとGを選んで直線で結ぶと、直角二等辺三角形ACGができます。
このような直角二等辺三角形は、正八角形の頂点1つに対して1個ずつ作れるので、直角二等辺三角形は全部で8個できます。
つまり、普通の直角三角形が16個、そして直角二等辺三角形が8個作れるので、3点を選んでできる直角三角形の数は全部で16+8=24個です。
(2)
まずは台形、長方形、正方形がそれぞれ何個できるのかを確認し、最後にそれを合計して答えを求めてみます。
【作れる台形の数の求め方】
台形には平行な辺が必ず1組あるので、そのうちの一方を辺ABとして台形を作ってみると、次の図のようにABCHとABDGの2個できます。
つまり、正八角形には8本の辺があり、それぞれの辺に対して下の図のような台形が2個ずつ作れるので、その時点で台形の数は2×8=16個になります。
また、次の図のように点Aと1個飛ばしの位置にあるCを結んで辺ACとして、その辺を使って台形を作るとACDHができます。
正八角形の8個の頂点から、1個飛ばしの位置にある2つの点を結んでできる辺は「AC、BD、CE、DF、EG、FH、GA、HB」の8通りであり、それぞれの辺に対して台形が1個ずつできるので、このようにして作れる台形の数は8個になります。
つまり、正八角形の辺を利用してできる台形が16個、1個飛ばしの点を結んだ辺を利用してできる台形が8個となることが分かったので、台形は全部で16+8=24個できます。
【作れる長方形の数の求め方】
正八角形の内部に長方形を作るには、次の図の「辺ABとEF」や「辺BCとFG」のように、向かい合わせの関係にある2辺を選んで直線で結べばOKです。
正八角形の8本の辺から向かい合わせの2辺を選ぶ方法は8÷2=4通りなので、正八角形の内部に長方形は全部で4個作れます。
【作れる正方形の数の求め方】
次の図のように、正八角形にある8個の頂点から1個飛ばしで4個選んで直線で結ぶと正方形ができます。
また、そのような頂点の選び方は下の図の「ACEG」と「BDFH」の2種類しかないので、正八角形の内部に正方形は2個作れます。
以上から、正八角形の内部に作れる台形、長方形、正方形の数は、
・台形→24個
・長方形→4個
・正方形→2個
であることが分かったので、答えは24+4+2=30個になります。
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