1から8までの数字が1つずつ書かれた赤いカード8枚と、1から8までの数字が1つずつ書かれた青いカードが8枚あります。これら16枚のカードから1枚カードを取り出し、続けてもう1枚カードを取り出し、左から順に並べます。並べたカードに書かれた2つの数の積を計算します。このとき、次の問いに答えなさい。
(1)
積の一の位の数字が1となるカードの並べ方は何通りありますか。
(2)
積の一の位の数字が2となるカードの並べ方は何通りありますか。
(3)
積の一の位の数字が4となるカードの並べ方は何通りありますか。
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(1)
2つの数の積の一の位が1となるのは、「1と1をかけ合わせた場合」と「3と7をかけ合わせた場合」の2通りです。
ここからは、「1と1」のように同じ数をかけ合わせる場合と「3と7」のように異なる数を組み合わせる場合でそれぞれ何通りの組み合わせが作れるのかを確認してみます。
【同じ数をかけ合わせる場合】
「1×1」のように同じ数をかけ合わせた場合、数字を入れ替えることはできませんが、カードの色の使い方は「青・赤」または「赤・青」の2通りが考えられます。
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したがって、「1と1」のように同じ数をかけ合わせる場合の組み合わせは、色の使い方によって2通りできます。
【異なる2つの数をかけ合わせる場合】
「3×7」のように異なる数をかけ合わせた場合、カードの色の選び方は「青・赤」、「赤・青」、「青・青」、「赤・赤」の4通りが考えられます。
また、2つの数字を入れ替えて「7×3」とした場合にも同じように4通りできるので、異なる2つの数を使う場合の組み合わせは、全部で4×2=8通りできることが分かります。
つまり、「1と1」の組み合わせは2通り、「3と7」の組み合わせは8通りできるので、答えは全部で2+8=10通りになります。
(2)
2つの数の積の一の位が2となる組み合わせを左の数が右よりも大きくならないように書き出してみると、「1と2」、「2と6」、「3と4」、「4と8」、「6と7」の5組になります。
さっきの問題で、異なる2つの数を使う場合の組み合わせは全部で8通りできることが分かりました。
つまり、これらの5組でそれぞれ8通りの組み合わせができるので、答えは5×8=40通りになります。
(3)
2つの数の積の一の位が4となる組み合わせを、左の数が右よりも大きくならないように書き出してみると、「1と4」、「2と2」、「2と7」、「3と8」、「4と6」、「8と8」の6組になります。
このうち、「2と2」や「8と8」のように同じ数をかけ合わせる組み合わせの場合、色の使い方によってそれぞれ2通りずつできます。
また、「1と4」、「2と7」、「3と8」、「4と6」の4組はどれも異なる2つの数を使う場合の組み合わせなので、それぞれ8通りずつできます。
つまり、2通り作れるものが2組と8通り作れるものが4組あるので、答えは全部で2×2+8×4=36通りになります。
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