大きさの異なる正方形のカードを、図のようにある規則にしたがってならべる。それぞれのカードには、1㎝四方のます目が書いてあり、左上のます目から1、2、3、・・・と順番に数が書かれている。次の( )にあてはまる数を答えなさい。
なお、「左上のます目の数」とは、1番目のカードでは1、2番目のカードでは7、3番目のカードでは21のことである。
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(1)
1辺が21㎝のカードの「左下のます目の数」は( )である。
(2)
「左下のます目の数」が1057であるカードは、( )番目のカードである。
(3)
「左下のます目の数」の1の位が3であるカードは、1番目から100番目までの100枚のカードの中に( )枚ある。
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(1)
まずは次の図を使って、1辺の長さやます目の数などの規則性を確認しておくと、
・□番目の1辺の長さ→1番目は1㎝、2番目は3㎝、3番目は5㎝のように、□番目の1辺の長さは(□番目の奇数)㎝になる。
・□番目のます目の数→1番目は1×1=1個、2番目は2×2=4個、3番目は3×3=9個のように、□番目のます目の数は(□番目の奇数)×(□番目の奇数)を計算すれば求められる。
となっています。
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1辺の長さが21㎝のときは、次の図のようにカードの右下に21×21=441があり、左下のます目にはそこから20個前の数があてはまります。
したがって、1辺21㎝のカードの左下には441-20=421があてはまります。
(2)
まずは(同じ数)×(同じ数)の答えが1057にいちばん近くなる場合を考えてみると、
・30×30=900→手前過ぎ
・40×40=1600→行き過ぎ
・35×35=1225→もうちょい手前
・33×33=1089→かなり近い
という感じなので、次のような1辺33㎝のカードの図を使って確かめてみます。
上の図の左下のます目には、1089の32個手前にある数があてはまります。
1089-32=1057でピッタリなので、左下のます目が1057となるカードは1辺の長さが33㎝であることが分かります。
このとき、33は(33+1)÷2=17番目の奇数なので、1辺の長さが33㎝となるのは17番目のカードのときです。
(3)
1番目から3番目までのカードは条件にあてはまらないのですが、4番目と5番目のカードは、次の図のように左下のます目に1の位が「3」となる数字が来ています。
つまり、1番目から5番目のカードの中で条件にあてはまるものは2つあるのですが、次の図のように6番目から10番目のカードを調べてみると、条件にあてはまるものがやはり2つあることが分かります。
ここまでの流れを振り返ってみると、「1番目から5番目まで」と「6番目から10番目まで」はどちらも「×・×・×・○・○」となっていることから、条件にあてはまるのは5個の中に2つずつあることが分かります。
100÷5=20組なので、1番目から100番目までの中で、左下のます目の1の位に「3」が出てくるカードは、全部で2×20=40枚あります。
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