赤いブロックと青いブロックがたくさんあります。今、このブロックを積み上げていきます。赤いブロックは高さ6㎝、重さ7gで、高さの調節ができます。赤いブロックの上に20g以上40g未満のものをのせるときは高さを5㎝に、40g以上のものをのせるときは高さを3㎝にします。青いブロックは高さ4㎝、重さ4gで高さの調節はできません。このとき、次の問いに答えなさい。
(1)
ブロックを3個積み上げるとき、高さは何㎝になりますか。考えられる高さをすべて答えなさい。
(2)
ブロックを5個積み上げます。最も高さが高くなるのは、どのような積み上げ方をしたときですか。
(3)
ブロックを10個積み上げます。最も高さが高くなるように積み上げると、その高さは何㎝になりますか。
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(1)
ブロックを3個積み上げる場合、いちばん下のブロックにかかる重さは最大でも7×2=14gまで(上に赤いブロックが2個乗ってる場合)なので、赤いブロックの高さが5㎝や3㎝になったりすることはあり得ません。
赤と青2種類のブロックを組み合わせて3個積み上げるとき、次の図のように「赤3個」、「赤2個と青1個」、「赤1個と青2個」、「青3個」の4通りが考えられます。
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赤いブロックの高さは1個6㎝、青いブロックの高さは1個4㎝として、上の図の4パターンの高さをそれぞれ求めてみると、
・赤3個→6×3=18㎝
・赤2個と青1個→6×2+4=16㎝
・赤1個と青2個→6+4×2=14㎝
・青3個→4×3=12㎝
となるので、答えは小さい順に12㎝、14㎝、16㎝、18㎝の4通りになります。
(2)
ブロックを5個積み上げる場合、いちばん下のブロックにかかる重さは最大でも7×4=28gまで(上に赤いブロックが4個乗ってる場合)なので、赤いブロックの高さは6㎝または5㎝のどちらかです。
つまり、どちらの高さであっても青いブロックの高さである4㎝を上回っていることは確実なので、次の図のように赤いブロックを5個積んだときに最も高くなります。
ついでに上の図の高さを求めてみると、上から3個目のブロックまでは荷重が20g未満なので1個6㎝、そして下の2個のブロックは荷重が20gを超えるので1個5㎝です。
したがって、赤いブロックを5個積んだときの高さの合計は6×3+5×2=28㎝になります。
※ 荷重→その物体に何gの力が加わっているのかを表す数値。ミカンとかリンゴとは無関係です。
(3)
10個のブロックのうち、とりあえず上半分の5個についてはさっきの問題で「赤いブロックを5個積む」ときが最も高くなることが分かったので、あとは下半分の5個の積み方を考えればOKです。
次の図のように、上から6個目のブロックには上から1~5個目までの赤いブロックの重さの合計である7×5=35gの重さがかかるので、高さ5㎝に変えた赤いブロックを使用します。
また、上から7個目のブロックには赤いブロック6個分にあたる7×6=42gの重さがかかるので、高さ4㎝の青いブロックを使います。
※ 7個目に赤いブロックを使うと高さ3㎝になってしまうのでダメ。
上の図のように、7個目から10個目までは青いブロックを使った方が高くなるので、10個のブロックを積んだときの高さが最も高くなるのは、
・上から1~5個目→赤いブロックを5個。高さは合計28㎝。
・上から6個目→高さ5㎝に変えた赤いブロック。
・上から7~10個目→青いブロックを4個。高さの合計は4×4=16㎝。
のように組み合わせた場合で、そのときの高さは全部で28+5+16=49㎝になります。
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