1円硬貨と5円硬貨と10円硬貨と50円硬貨がそれぞれたくさんあります。これらから必要な枚数だけ取り出して、合計金額を10円にする方法は4通り、合計金額を50円にする方法は( ① )通り、合計金額を100円にする方法は( ② )通りあります。
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①
合計金額を50円にするには、「50円硬貨だけ1枚」が1通り、「10円硬貨を5枚」も1通りあり、それ以外のパターンは「10円硬貨を何枚使うのか」に注目してていねいに数えていきます。
たとえば10円硬貨を4枚使うとき、残りの50-40=10円の作り方は、5円硬貨を2枚使う、1枚使う(1円硬貨は5枚)、0枚使う(1円硬貨を10枚)の3通りになります。
※ 10÷5=2なので、5円硬貨は最大で2枚、最小で0枚。使い方は2+1=3通り。
また、10円硬貨を3枚使う場合、残りの50-30=20円の作り方は、5円硬貨を4枚使う、3枚使う、2枚使う、1枚使う、0枚使うの5通りになります。
※ 20÷5=4なので、5円硬貨は最大で4枚、最小で0枚。使い方は4+1=5通り。
他の場合も同じように計算して求めてみると、
・10円硬貨を2枚使う→残りは30円、30÷5=6なので、6+1=7通り。
・10円硬貨を1枚使う→残りは40円、40÷5=8なので、8+1=9通り。
・10円硬貨を0枚使う→残りは50円、50÷5=10なので、10+1=11通り。
となることから、「50円硬貨だけ1枚」と「10円硬貨を5枚」以外の組み合わせは、3+5+7+9+11=35通りあることが分かります。
したがって、4種類の硬貨で50円を作る方法は全部で1+1+35=37通りになります。
②
合計金額を100円にするには、「50円硬貨を2枚」が1通り、「50円硬貨1枚とそれ以外の硬貨との組み合わせ」が何通りか、そして「50円硬貨を1枚も使わない作り方」が何通りかあります。
【50円硬貨1枚とそれ以外の硬貨との組み合わせ】
とりあえず50円硬貨を1枚使えば、残りの50円は10円硬貨・5円硬貨・1円硬貨の組み合わせで作ればOKです。
ただ、さっきの問題で
・50円を10円硬貨だけで作る→10円硬貨を5枚の1通りだけ
・50円をそれ以外の組み合わせで作る→全部で35通り
となることをすでに確認済みなので、残りの50円を10円硬貨・5円硬貨・1円硬貨の組み合わせで作る方法は全部で1+35=36通りとなることがすぐに分かります。
【50円硬貨を1枚も使わずに100円を作る】
50円硬貨を1枚も使わずに100円を作るには、とりあえず10円硬貨だけ10枚使う方法が1通りあります。
また、10円硬貨を9枚しか使わない場合、残りの100-90=10円は5円硬貨と1円硬貨を組み合わせて作ることになります。
その場合、10÷5=2なので、5円硬貨は最大で2枚、最小で0枚となることから、最後に残った10円の作り方は2+1=3通りとなることが分かります。
10円硬貨を8枚使う場合は、残りの100-80=20円をさっきと同じように5円硬貨と1円硬貨の組み合わせで作ります。
その場合、20÷5=4なので、5円硬貨は最大で4枚、最小で0枚となることから、最後に残った20円の作り方は4+1=5通りとなります。
他の場合も同じように計算して求めてみると、
・10円硬貨を7枚使う→残りは30円、30÷5=6なので、6+1=7通り。
・10円硬貨を6枚使う→残りは40円、40÷5=8なので、8+1=9通り。
・10円硬貨を5枚使う→残りは50円、50÷5=10なので、10+1=11通り。
・10円硬貨を4枚使う→残りは60円、60÷5=12なので、12+1=13通り。
・10円硬貨を3枚使う→残りは70円、70÷5=14なので、14+1=15通り。
・10円硬貨を2枚使う→残りは80円、80÷5=16なので、16+1=17通り。
・10円硬貨を1枚使う→残りは90円、90÷5=18なので、18+1=19通り。
・10円硬貨を0枚使う→残りは100円、100÷5=20なので、20+1=21通り。
となることから、50円硬貨を1枚も使わずに100円を作る方法は、「10円硬貨を10枚」の場合の1通りも含めて、1+3+5+7+9+11+13+15+17+19+21=121通りあることが分かります。
つまり、4種類の硬貨で100円を作る方法は、
・50円硬貨だけ→1通り
・50円硬貨1枚とそれ以外の硬貨との組み合わせ→36通り
・50円硬貨を1枚も使わない→121通り
となることが分かったので、全部で1+36+121=158通りになります。
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