偶数2、4、6、8、10、・・・・・を次のルールにしたがって、下の表にならべます。
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【ルール】
① 偶数を商が奇数になるまで2で何回も割ります。
② 2で割ることができた回数をX、奇数の商に1を加えて再び2で割った商をYとします。
③ その偶数をX行目のY列目にならべます。
たとえば、20は
20÷2=10、10÷2=5、(5+1)÷2=3なので、X=2、Y=3ですから、2行目の3列目にならべます。
次のア~シにあてはまる数を求めなさい。
(1) 24はア行目のイ列目にくる数です。
(2) 50はウ行目のエ列目にくる数です。
(3) 5行目の1列目にくる数はオです。
(4) 6行目の2列目にくる数はカです。
(5) キ、ク、ケが次の図のようにならんでいます。クはキよりも16だけ大きくケよりも56だけ小さいです。
(6) コ、サ、シが次の図のようにならんでいます。コ+サ+シ=4032です。
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(1)
問題文で説明されたルールが理解できているかどうかを確認するための問題です。
24をひたすら2で割っていくと、24÷2=12、12÷2=6、6÷2=3となります。
つまり24は2で3回割れるので、Xには3があてはまります。
そして、最後に2で割ったときの商である「3」に1を加えて2で割ると、(3+1)÷2=2になるので、Yには2があてはまります。
以上から、24は3行目の2列目にあてはまる数であることが分かったので、ア=3、イ=2になります。
(2)
まずはさっきの問題と同じように50を2で割ってみると、50÷2=25となるので、50は2で1回しか割れません。
また、そのときの商である「25」に1を加えて2で割ると、(25+1)÷2=13になります。
つまり、50は1行目の13列目にあてはまる数なので、ウ=1、エ=13になります。
(3)
5行目の1列目にくる数には、
・2で5回まで割れる
・2で5回目に割ったときの商を□とすると、(□+1)÷2=1となる
という2つの特徴があります。
まずは(□+1)÷2=1の□にあてはまる数を求めると、1×2-1=1となります。
5行目の1列目にくる数を△とおくと、それを2で5回割ると商が1になることから、△÷2÷2÷2÷2÷2=1という式に表すことができます。
つまり、△には1×2×2×2×2×2=32があてはまるので、オ=32となります。
(4)
さっきの問題と同じように6行目の2列目にくる数の特徴を確認してみると、次のようになります。
・2で6回まで割れる
・2で6回目に割ったときの商を□とすると、(□+1)÷2=2となる
まずは(□+1)÷2=2の□にあてはまる数を求めると、2×2-1=3となります。
6行目の2列目にくる数を△とおくと、それを2で6回割ると商が3になることから、△÷2÷2÷2÷2÷2÷2=3という式に表すことができます。
その式を逆算すると3×2×2×2×2×2×2=192になるので、カ=192となります。
(5)
まずは規則性を見つけるため、次の図のようにある程度までこの表に数をうめてみます。
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特にそれぞれの列を縦に見てみると、下のマス目の数は上のマス目の数の2倍になっていることが分かります。
※ 例えば6は2×3、その下にある12は2×2×3、さらにその下の24は2×2×2×3、・・・のように、下に進むにしたがって「×2」が1個ずつ増えていきます。
つまり、次の図のケはクの2倍の数なので、クにあてはまる数の大きさを①とおくと、ケの大きさは②と表せます。
また、ケはクよりも56大きいので、次の線分図の②-①=①めもりが2つの数の差である56にあたります。
以上から、クは①めもりなので56、ケはその2倍である112、そしてキはクよりも16小さいので40になります。
(6)
次の図のように、サはコの2倍、そしてシはサの2倍の数なので、コにあてはまる数の大きさを①とおくと、サは①×2=②、シは②×2=④と表すことができます。
したがって、コを①めもりとおいて3つの数の大きさを線分図に表すと下のようになります。
また、コ+サ+シ=4032になることも分かっているので、それも線分図の右側に書き込んでおきます。
上の図の①+②+③=⑦が3つの数の合計である4032にあたるので、コは4032÷⑦=576になります。
また、サはその2倍なので576×2=1152、シはさらにその2倍なので1152×2=2304になります。
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