次の図のADの長さは何㎝ですか。
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カッコよく補助線を引くとサクサク解けて気持ちのいい問題です。
「60度といえば正三角形のひとつの内角だよなー」と気がつけば、どんな補助線を引くのか見当がつけやすいと思います。
まずは次の図のように赤い直線BEを引きます。辺BEは辺AB同じく長さが2㎝で、しかも辺ACと平行になるようにします。
ついでに点Dと点Eも赤い直線で結ぶと、角CADと角BEDは錯角の関係なのでどちらも60度です。
また、角ADCと角BDEも対頂角の関係なので大きさが等しくなっています。
つまり、三角形ADCと三角形EDBは2つの内角の大きさが等しい(つまり残り1つの内角の大きさも同じになる)ので、この2つの三角形は8の字相似になります。
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次は下の図の三角形ABEに注目してみると、この三角形は辺ABと辺BEの長さが等しいだけでなく、2つの内角が60度(つまり残り1つの内角も60度)なので、二等辺ではなく正三角形であることが分かります。
したがって、下の図の辺AEの長さは2㎝になります。
三角形ADCと三角形EDBは、次の図のように辺ACと辺BEの長さの比が5:2なので、下の図の辺ADと辺DEの長さの比もそれと同じく5:2になっているはずです。
したがって、辺ADの長さを求めるためには、辺AEの長さである2㎝を5:2に比例配分してやればOKです。
※ ここからは計算に分数が出てくるので、求め方を画像に変換します。
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