半径4㎝の円を図のように並べます。
(1)
図1の色をぬった部分の面積は何㎠ですか。辺の長さが8㎝の正三角形の面積は27.71㎠で、円周率は3.14です。
(2)
図1に続いて、3段目には3つの円、4段目には4つの円を並べて、図2のように13段目まで並べます。このとき、図1の色をぬった部分と同じものがたくさんできます。その面積の合計は何㎠ですか。
【補足】どちらも求め方をふくめて答える問題です。
※ 解説を見る場合は、下の「解説はこちらから」をクリック!
(1)
次の図のように3つの円の中心を結んでみると、一辺の長さが8㎝の正三角形できます。
この正三角形の面積は27.71㎠と分かっているので、そこから半径4㎝で中心角60度のおうぎ形3つ(つまり半円)の面積を引けば、緑色の部分の面積が求められます。
半径4㎝の半円の面積は4×4×3.14÷2=25.12㎠なので、求める面積は27.71-25.12=2.59㎠になります。
(2)
まずは円が1段増えるごとに、緑色の部分が何か所ずつ増えていくのかを確認してみます。
・1段のとき→0か所
・2段目まで→1か所(図1)
・3段目まで→1+3=4か所(図2)
・4段目まで→1+3+5=9か所(次の図)
つまり□段目までにある色をぬられた部分の個数は、最初の奇数である「1」から「□-1番目の奇数」までの和になっています。
【もうちょっと具体的に説明してみる】
☆ 3段目までにある緑色の部分の個数
3-1=2なので、最初の奇数である1から2番目の奇数である3までの和を求めればOK。つまり1+3=4か所になります。
☆ 4段目までにある緑色の部分の個数
4-1=3なので、最初の奇数である1から3番目の奇数である5までの和を求めればOK。つまり1+3+5=9か所になります。
つまり、13段目までに色をぬられた部分の個数は、最初の奇数である「1」から13-1=12番目の奇数である「23」までの和を求めればOKなので、(1+23)×12÷2=144個だと分かります。
色をぬられた部分の面積は1か所あたり2.59㎠なので、全部で2.59×144=372.96㎠になります。
PR