上の図のような1辺の長さが6cmの正方形ABCDがあります。AP=3cm、AQ=4cmのとき、図の角xの大きさは何度ですか。
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(図1 画像はクリックすると拡大します)
図1のように点Pから点Qへ補助線を引くと、三角形APQができます。
この三角形は直角をはさむ2つの辺が3cmと4cmなので、残りの辺PQの長さは5cmです。
※ 辺の長さの比が3:4:5の直角三角形はよく出題されます。
(図2 画像はクリックすると拡大します)
図2のように、三角形PBCと形も大きさもまったく同じ三角形を正方形の右側にくっつけます。
このとき、三角形PQCと三角形RQCの各辺の長さを比べてみると、
・辺PQと辺RQは長さが同じ(どちらも5cm)。
・辺PCと辺RCも長さが同じ(もともと同じ辺)。
・辺QCは重なっている。
という3つのことから、この2つの三角形は合同であることが分かります。
したがって、角xの大きさは角イと角ウの和と等しくなります。
また、角アと角xと角イの和は90度(正方形のひとつの内角)、角アと角ウの大きさは同じなので、角xと角イと角ウの和も90度になります。
角x+角イ+角ウ=90度、角x=角イ+角ウなので、角xの大きさ2つ分が90度になります。
以上から、角xの大きさは、90÷2=45度です。
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