次の図のように、角BAP=42度、角ACP=31度、AP=BP=CPとなる平行四辺形ABCDがあります。このとき、次の角の大きさを求めなさい。
① 角BPC
② 角D
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①
次の図の辺APとBPとCPの長さは等しいので、三角形PABとPACとPBCはどれも二等辺三角形です。
したがって、角ABPの大きさはBAPと同じく42度、そして角CAPの大きさはACPと同じく31度です。
また、角PBCとPCBの大きさも同じなので、どちらも図のように「□度」と表せます。
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上の図の三角形ABCの内角の和は180度なので、42×2+31×2+□×2=146+□×2=180度と表せます。
また、三角形PBCの内角の和も180度なので、角BPC+□×2=180度と表すこともできます。
その2つの式を次の図のように並べて比べてみると、どちらも合計が同じで「□×2」の部分も共通なので、上の式の「146度」と下の式の「角BPC」は等しいことが分かります。
したがって、角BPCの大きさは146度になります。
②
さっきの問題で角BPCの大きさは146度であることが分かったので、次の図の二等辺三角形PBCの角PBCとPCBの大きさは、どちらも(180-146)÷2=17度になります。
平行四辺形には「向かい合う角の大きさが等しい」という性質があるので、次の図の角ABCとADCの大きさは同じです。
上の図の角ABCの大きさは42+17=59度なので、角ADC(角D)の大きさも59度になります。
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