A、B、Cの3人が、学校から駅まで行きました。AとBは同時に歩いて出発しましたが、CはAとBより2分おくれて走って出発しました。BはAより3分おくれて駅に着き、CはAより1分早く駅に着きました。AとBの歩く速さの比は4:3で、Cの走る速さは分速120mです。次の問いに答えなさい。
(1) Aは学校から駅まで何分間かかりましたか。
(2) Aの歩く速さは分速何mですか。
(3) Cが駅に着いたとき、Bは駅まで何mのところにいましたか。
【補足】すべて求め方も含めて答える問題です。
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(1)
AとBの速さの比はA:B=④:③なので、この2人が学校から駅まで進むのにかかる時間の比は、A:B=③:④になります。
※ 速さの逆比は時間の比
このとき次の図のように、2人の時間の比の差である④-③=①が、BがAよりもおくれた3分にあたります。
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Aが学校から駅まで進むのにかかった時間は比の③にあたるので、3分×③=9分間になります。
(2)
AとCが学校から駅まで進むのにかかった時間の関係を線分図に表すと次のようになります。
上の図のように、CはAよりも2分おくれて学校を出発し、1分早く駅に着いたので、Cは学校から駅まで9-(1+2)=6分かかったことになります。
Cは分速120mで進むので、学校から駅までのきょりは120×6=720mになります。
つまり、Aは720mを9分かけて進んだので、速さは720÷9=分速80mになります。
(3)
まずはBの速さを求めます。
AとBの速さの比はA:B=④:③、そしてAは分速80mなので、Bの速さを分速□mとおくと・・・
A:B=④:③=分速80m:分速□m □は③×80÷④=分速60mとなります。
Cが駅に着いたとき、BはAと同じく学校を出発してから9-1=8分後なので、Bは学校から60×8=480m進んだ地点にいます。
学校から駅までは720mあるので、残りは720-480=240mになります。
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