恵さんは、自転車でA町からB町に寄ってC町へ向かいます。A町からは平らな道が続き、途中からB町までは400mの上り坂です。また、B町からは平らな道が続き、途中からC町までは下り坂です。
午前10時にA町を出発してから4分後に上り坂になり、さらに4分後にB町に着きました。ここで7分間休み、再びB町を出発したところ午前10時30分にC町に着きました。B町からC町までの距離は3600mです。
自転車の速さは、平らな道では毎分200m、下り坂では毎分400mです。このとき、次の問いに答えなさい。
(1)
上り坂での自転車の速さは毎分何mですか。
(2)
A町からB町までの距離は何mですか。
(3)
恵さんがA町を出発してからC町に着くまでの様子を、A町からの時間(分)と、A町からの距離(m)との関係のグラフに書き入れなさい。
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(4)
下り坂は何mですか。
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(1)
次の図のように、恵さんは上り坂の400mを4分かけて進んだので、速さは400÷4=毎分100mになります。
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(2)
恵さんは平地を分速200mで進むので、次の図の青い矢印は200×4=800mになります。
したがって、A町からB町までの距離は800+400=1200mになります。
(3)
A町を10時ちょうどに出発した恵さんはB町まで4×2=8分かけて進み、そこで7分休けいするので、B町を出発する時刻は10時15分になります。
つまり、恵さんはB町からC町までの3600mを、次の図のように30-15=15分かけて進むことが分かります。
まずはBC間の平地を進むのにかかった時間を求めるため、「もし15分間すべて毎分400mで進んだら」と仮定してつるかめ算を始めます。
もし15分間ずっと毎分400mで進むと、その距離は400×15=6000mになります。
実際のBC間の距離は3600mなので、つるかめ算の公式を利用して平地を進むのにかかった時間を求めると、(6000-3600)÷(400-200)=12分間になります。
つまり、恵さんはB町からの12分間で平地を200×12=2400m進み、残りの15-12=3分間で下り坂を400×3=1200m進んでC町に到着しました。
ここまでの流れを振り返って、恵さんがA町からC町まで進んだときの様子をまとめてみると、
① A町からの平地800mを4分かけて進んだ
② 途中からの上り坂400mを4分かけてB町まで進んだ(8分経過・合計距離1200m)
③ B町で7分休けいした(15分経過・合計距離1200m)
④ B町からの平地2400mを12分かけて進んだ(27分経過・合計距離3600m)
⑤ 途中からの下り坂1200mを3分かけて進んだ(30分経過・合計距離4800m)
となっているので、その様子をグラフに書きこむと次の図のようになります。
(4)
BC間の下り坂の距離は、さっきのつるかめ算で求めたように1200mになります。
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