電車の線路沿いの道を時速9㎞の速さで進んでいる人が15分ごとに電車に追い越され、9分ごとに向かいから来る電車とすれ違いました。電車の速さはどちらも一定で、電車は同じ間隔で運転されているとすると、その速さは時速( )㎞です。
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まずはこの人が進む速さを分速に直しておくと、9×1000÷60=分速150mになります。
次の図のように、左から右へ進んでいる人が12時ちょうどにA地点で電車1号に追いつかれたとします。
左からは電車2号が着々と近づいているので、A地点からそのまま右へ進めば追いつかれ、方向転換して左へ進めば向かい合わせの形ですれ違います。
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この人は電車と向かい合わせで進むと9分ごとにすれ違うので、もし12時ちょうどにこの人が左へ向かって進み始めると、次の図のようにA地点から左へ150×9=1350m離れたB地点で、12時9分に電車2号と出会います。
※ つまり、電車2号は12時9分にはA地点から左へ1350mの地点にいる。
また、この人は電車と同じ方向へ進むと15分ごとに追いつかれるので、もしこの人が12時ちょうどから後も右へ進み続けると、次の図のようにA地点から右へ150×15=2250m離れたC地点で、12時15分に電車2号に追いつかれます。
※ つまり、電車2号は12時15分にはA地点から右へ2250mの地点にいる。
つまり次の図のように、電車2号は12時9分から12時15分までの6分間で、B地点からC地点までの1350+2250=3600m進むことが分かるので、この電車の速さは3600÷6=分速600mです。
最後に分速600mを時速に直しておくと、600×60÷1000=時速36㎞になります。
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